2016年06月15日

壊れやすいもの2

娘たちが畑を歩いていたら、メスのキジが
長女をじい〜〜〜〜っと睨んで座っていたそうな。

気づいた長女は思わず「キャーッ!!」
大きな叫び声をあげてしまい、
キジはバササササ〜っと飛び立った。

彼女が座っていた巣には、卵が10個。
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ここは、プレーヤーHさんの区画。
草刈りをしていたら立派な巣と卵が現れた様子。
雑草を敵としない“自然農あるある”とも言える。

草刈り後に丸見えになった巣でも、
卵が心配で心配で戻ってきて、抱いて温めていたんだろうね。


「そーっと触ってごらん、温かいから。」
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「うわぁ〜 あったか〜い^^」

「落としたら大変だからね、大事にね。」
P1130938kiji_tamago.JPG
「だいじー、に?」

「そう、だいじーに。
 割れたらヒナが産まれなくなっちゃうよ。」


でも、キジって大豆の芽を食べちゃうからなぁ〜。
卵を見つけちゃったら、どうしたらいいのかなぁ。
P1130939kiji_tamago.JPG
キジには困るけど、同じお母さんとしては気持ちも揺らぐ。


「食べちゃうの?」

「うーん、食べないよー。
 この卵が何日目かわかんないもの。
 割って、ドロドロのヒナが出てきたらどうする?」

「うわぁ・・・(汗)」


子どもの頃、実家ではニワトリを飼っていて
家族の誰かが、産みたてと間違って
あたため途中の卵を取ってきてしまうことがあった。

お手伝いに張り切っていた小学生の私。
目玉焼きを作ろうとして、フライパン上で卵を割ると、べちゃり。

びしょびしょのヒナが、薄目をあけて、
フライパンの中でぐっったりと、じゅぅう・・・(涙)


あの光景が忘れられなくて、
結構な恐怖体験とともに、
卵って命なんだと、思ってはいる。

でも、ときどき卵を料理するときはやっぱり食材で、
それが食材として買ってきた卵であることに安心している。


子どもを産む側になったいま出会った、畑の卵。

食材としての卵と、命としての卵と、
畑で困りもののキジと、お母さんとしてのキジと・・・

なんだか色々と考えてしまった。

(で、翌日には卵がすっかり!なくなってた!
 殻ひとつ残ってないなんて、どういう訳だろう?)


春先には全身真っ黄色で、目と口だけイラストみたいに黒で
とっても可愛かったいもむし。あなたもデリケートよね。
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久しぶりに見つけたら、2色のバスみたいになってた。
長女、いもむしは潰れちゃうからって、触らないんだよなぁ。



* * * お知らせ * * *

こぐま塾アグリコースは、大豆の種まき開始と共に
年度内の受付を終了しました。また来年をお楽しみに^^

つくし農園は年中いつからでもご参加可能です♪
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自然農のある暮らし、始めませんか?
2016年度プレーヤー&聴講生、募集中!




* * * まかない日記 * * *

トレイルベーカリーさんのパンは、シンプルな普通のおかずにも合う。
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にんじんをギザギザのピーラーでしゃっしゃ〜とやって塩で和えておき、
生姜の甘酢漬けを千切りにしたものと、白すりごまと合わせると
生わかめと混ぜても、炙ったさつまあげにのっけても、美味。

にんにくの茎の醤油漬けを使い切ったあと、最後に残った茎を
じゃがいも・にんじんと共に圧力鍋で煮て、にんにく風味の煮物に。

あとは長女がご近所のお友達(畑やってるおじいさん)からいただいた
新鮮なブロッコリーをごま味噌あえにして。

忙しいこの時期は、ワンプレートで楽してます。
ごちそうさまでした^^



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posted by miya at 23:31| Comment(0) | 生き物のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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