2016年05月30日

庭の草刈りに思うこと

自然農をしている夫の影響を受けたのか、
気づけば私も、根っこを残しながらの草刈りをして
草たちが適度に地面を覆っている状態を保っている。

春先に、地表から3cm程度浮かせたところで刈っておくと
青ジソや赤ジソがよく育つことにも気が付いた。
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赤ジソは、使っておくれと言わんばかりに
梅の木の下にたくさん生えてきた。
今年の梅干し作りを応援してくれているみたいで、心強い。

周りのギザギザした葉っぱは、ヘビイチゴの葉っぱ。
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赤い実を収穫して35度の焼酎に1ヶ月以上浸けると
虫刺されや切り傷の薬として活躍してくれる。

ヘビイチゴは役に立つ上に、
背が高くなりすぎず、適度に地面に広がるので
なるべく残すようにしている。


残す雑草は、自分の好みだけど
オオバコ、ヨモギ、ドクダミ、ヘビイチゴ、ミント類。

オオバコは全部が薬として役に立つので、
人にも株ごと譲っているくらい大切な草。
ヨモギは言わずもがな。
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ドクダミも十薬と呼ばれるほど薬効の高い薬草で
この時期から梅雨にかけて、干しておいてお茶にする。
ちょっとしたケガにも使えるのはヨモギ、オオバコと同じ。

ミント類は蚊よけになるので、2年前から玄関や窓の近くに
意識的に移植するようにしている。
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歩くたびに香りが立ち昇ってきて清々しいし、生命力が高いので
踏んでしまっても刈ってしまっても、
冬以外はしっかりと育って仕事をしてくれる。

生姜の収穫期にジンジャーシロップを作って
モヒートにするときにも欠かせないハーブだ。


フキやコゴミは食用目的で残しているので、言わずもがな。
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大好きなムラサキハナナは、種を落とすまでじっと待つ。
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ユキノシタなんて雑草どころか、つくばで見かけなくて
実家から株を送ってもらって大切に増やしてきた、賓客扱いだ。
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カラスノエンドウやハコベ、ナズナなどの食べられる雑草も
かなり依怙贔屓して残し、堪能してから適度に刈る。
でも、種が翌年も芽吹くように、あまり丹念には刈らない。

他の草は、背丈が伸びると蚊が出やすくなるので
根もとの近くから刈っていくけれど、
根こそぎ引っこ抜くということはしない。

それこそ芝生感覚で、地面近くにびっしりと根っこを張り巡らして、
葉っぱをみっしりと生やして、それが心地よいと思う。
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雨でぬかるむこともなければ、転んで泥がつくこともない。
だから、土がむき出しになっている場所を見つけたら、
他から雑草を根こそぎ移植するほど、雑草の恵みを実感している。


昨年までは、ヤギの粟子がうちの庭の草管理を担ってくれていた。

でもヤギだから、残してほしい草なんてお構いなしだし、
庭で遊ぶようになった次女が
ヤギの糞を黒豆と間違えて食べちゃって
「ふぇーん」と泣いたことが何度かあって、

そんなこんなで、今年から庭の草管理は人がメイン。
ヤギはピンチヒッター程度になっている。


近所の草刈りスポットにたくさん生えていた
シロツメクサとタンポポモドキ。
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大好きなお花畑も、念入りに機械で耕されてしまった。
草を生やしていると市役所から地主さんに指導が入るとか。
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放棄地にしないようにと注意を受けるので、
一面に除草剤を使ったり、耕運機で耕したり、
5月のつくばは、あちこちでそんな光景が見られる。

ヤギの餌に使わせてもらうため、
どの地主さんが除草剤を使ったかを見る癖がついた私たちには
「ああ、ここもとうとう除草剤派になったか」と感じることが増えた。

それはつまり、
子どもさえも遊ばせられない原っぱ。

行政指導の際はぜひ、
除草剤なしで土地を維持する指導をしていただきたい。


「除草剤・農薬」関連記事:
 野の花散歩 ヤギとの暮らし 草刈り編 逃げてと言ったところで
「環境と行政」関連記事:
 自然環境を考える絵本 うなぎの記憶
「野草」関連記事: 野草タグの記事をご覧ください。




* * * お知らせ * * *

こぐま塾アグリコースの集合日レポートをアップしました^^
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5月集合日の様子(苗のお世話・畝作り)


ぺたーんと土に座る子も、冒険を繰り広げる子たちも、可愛い〜!!



* * * まかない日記 * * *

うちにしてはおかず多めの献立。
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実家から届くゴーヤ、長女が裏の畑でもらってきた小松菜、
加藤無農園さんのおじいちゃんが作る太くて甘い切干大根。
ごはんには自家製ごま塩、梅干し、にんにくの味噌漬けなどを添えて。

ごちそうさまでした!


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posted by miya at 23:09| Comment(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月28日

カラスノエンドウの莢・豆を食べる

庭で、畑で、田んぼで。
カラスノエンドウの莢が、ぷっくりと実り始め・・・

ミニさやえんどうとして、また、ミニグリンピースとして、
食卓に登場してもらうことにしました。
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この日は畑の草刈りのついでに、
ぷりぷりに肥った莢と、薄っぺらくて柔らかそうな莢とだけを
料理用にと収穫してきました。
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肥った莢は割って、中のお豆を出します。
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収穫から莢はずしまで、小さい子にお願いすると
夢中でやってくれそう〜〜^^

残念ながら6歳の長女は他のご用事で忙しく、
また2歳になったばかりの次女はそこまで指先が器用ではないので
お母さんが一人で楽しみましたけども。


小さいお鍋に少量のお湯を沸かし、わずかに塩を入れて
洗ったミニさやえんどう&ミニグリンピースを茹でます。

取り出すときも茶漉しで(笑)
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何から何までちっちゃい作業、楽しかったなぁ〜
(もちろん茹で汁はお味噌汁に活用しました)

この日は、じゃがいもの煮物の彩りとして。
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可愛く楽しく、おいしくいただきました〜!


忙しいお母さんとしては、莢ごと食べられるように
小さめで薄くて柔らかい、ミニさやえんどうを収穫するのがいいかも。

今日も田んぼや畑で、
いい莢に出会えたら収穫してこようと思います。
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関連記事:
カラスノエンドウを食べる ・・・お花を食べる楽しみ方。
万能食材、カラスノエンドウ ・・・草を菜っぱとして食べる楽しみ方。




* * * お知らせ * * *

雨に閉じ込められた昨日、
やっっっと、つくしレポートを書き上げました。

麦!豆!かぼちゃ!ごぼう! いちご!大根!お米〜!
どれもこれも生き生きしております♪
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苗野菜の定植 ─5月共同作業日【立夏】の様子




* * * まかない日記 * * *

おいしくないかぼちゃの塩蒸しを活用して、
全粒紛たっぷりのかぼちゃドーナツを作りました。

バニラで少しだけお菓子風の香りを出してみましたが、
お砂糖なしで、パスタの茹で汁も入ってます。そ、素朴〜〜
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しかし、さすが普段甘いものをあげていない子どもたち。
大喜びで「甘〜〜い♪」「お母さん、天才〜♪」ですって。

塩味をきかせたごま塩がけドーナツが大人気でした。
かぼちゃの甘みが引き立つみたい。後半は、シナモン&塩で。
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これも香りと形だけでスイーツ気分が盛り上がるらしく、
狂喜乱舞してくれました^^
posted by miya at 07:26| Comment(0) | 自然をいただく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月27日

夜泣きのこと

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次女が1歳6ヶ月くらいの頃、
夜泣きにかなり悩んでいました。

夜中に泣く
 ↓
おっぱいを欲しがる
 ↓
飲ませる
 ↓
後でおむつが濡れて泣いて起きる
 ↓
またおっぱいを欲しがる・・・

のエンドレスで、夜中に6〜8回は授乳していたような。

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その頃、つくば自然育児の会のランチ会で
子育て中の母であり、オランウータン研究の第一人者でもあるKさん

「夜泣きって動物としてはどうなんですか?」

と訊いてみたところ、

「赤ちゃんが一人で寝かせられてること自体が
 もう、異常事態だよね。
 
 食べられちゃうよー襲われちゃうよー!
 って泣いてるんだと思うよー。

 オランウータンとかサルは、
 みんなお母さんの胸に抱っこして寝るから。」

と教えてくれました。

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それからは、夜泣きがあると
とりあえずお腹の上にのっけて様子を見るように。

次女も、胸の鼓動を聴くかのように
ぴた・・・と頭を胸にのっけて、おとなしくなります。

ただ、毎回それでうまくいくとは限らず
こちらの気持ちも「早く寝てくれーい」とイライラして
それが伝わって余計に泣く・・・ということもよくありました。

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結局、“包み込むような母性”よりも
器のちっさい私の“苛立ち”のほうが勝ったのでしょう、
夜泣きの日々は続き・・・。


あまりにしんどくって、育児の会で
当時のスタッフのみんなに相談したところ

「昼間の泣きが足りないかも?」

という、抱っこ法的アドバイスをもらいました。

(育児の会では、母乳メインであることと共に
 子どもの心に寄り添う“抱っこ法”という手法も
 取り入れているのです)

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「もう1歳半でしょ?

 『夜中にあんあん泣いておっぱい飲んでたら、
  お母さんもYちゃん(次女)も眠たくてしんどいね。

  昼間にいっぱい抱っこして、あんあん泣いて、
  昼間たくさんおっぱいを飲もうね。

  夜はしっかりねんねしようね』

  ってお話したら、ちゃーんと理解するよ」、と。

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その日に帰宅してから、
その通りにお話して、抱っこをたくさんして、
泣きたそうなときは、たくさん泣いていいんだよ〜と声がけ。

そういえば、昼間は用事をあれこれしたいから、
つい授乳回数を減らしてしまって、
ラクしようとしていたのでした。 反省。

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授乳もたくさんしました。

はぐらかされないと分かると
昼間の授乳リクエストがグンと増え、
たっぷりおっぱいを飲んで満足気。


すごいのは夜。

寝る時に改めて

「今日はいっぱい抱っこして、いっぱいおっぱい飲んだね〜。
 夜はたっぷり寝ようね♪」

と声をかけると、「うん♪」とご機嫌。

入眠時の授乳1回きりで、朝までぐっすり!!

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この夜から、夜泣きはピタッと止まりました。
なんと再発ゼロです。


サル的アドバイスをくれたKさん、
抱っこ法的アドバイスをくれたTちゃん、
本当にありがとうございました〜〜!


(つくば自然育児の会の会報へ投稿した原稿に色々と加筆しています)


「夜泣き」「眠り」に関連しそうな記事:
ベビーカーについて考えた 妊娠中も母乳をあげた結果&食事のこと 薄明かりのお風呂 キャンドルナイトの子ども 夜、子供が寝てくれない意外な理由




* * * お知らせ * * *

明日、28日(土)はつくし農園の集合日です!
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5月共同作業日【小満】のお知らせ


先週、夫不在の間に苗たちをすっかり枯れさせてしまい
日々、鬱々としております・・・。



* * * まかない日記 * * *

お庭の野いちごのそばには、細いタケノコがにょきにょき。
収穫した直後にかじってみると、結構いけます。

5月上旬は、夫や長女が収穫してくれたものを
何度か生で(下処理なしで)天ぷらや煮物などにして楽しみました。

この日は皮をむいて薄切りにして、お庭のニラと一緒に炒飯の具に。
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油麩でコクを、焦がし醤油味にして旨みをプラス。

今年はもう大きくなりすぎたので、また来年だなぁ。
春の楽しみがまたひとつ増えました。
posted by miya at 12:16| Comment(0) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする