年末の長女の嘔吐がいい勉強になったので
記録しておこうと思います。
年末のある朝、長女が目覚めるなり
「お母さん・・・梅肉エキスちょうだい・・・」
と呟き、確実に体調不良ランプが点灯していました。
朝ごはんは「とりあえず食べてみる」と言うので
並べておいたものの、ひと口食べた時点で
「ごめん、もう無理・・・寝る・・・」とお布団へ。
念のため、枕元に嘔吐セット(洗面器&ティッシュ)を置くと
見事にわーっと吐き、嘔吐の日々がスタートしました。
その数日前に子どもたちが集まる機会があり、
病み上がり(嘔吐下痢)の子もいたことから
まぁ、それをもらったんだろうなと推測。
まずは以前、甥っ子によく効いた
自然療法の手当てをあれこれ試しました。
梅肉エキス、こんにゃく湿布、里芋湿布・・・
ひととおりやったけれど、なぜかあまり良くならず。
何かを口にすると吐いてしまう状態で3日が経過しました。
それなのに、家族の食事の気配がするたびに
「食べたい・・・食べたい・・・」とシクシク泣きます。
いやいや、いま食べたら壊滅的やん。
何度も諭しましたが、泣いて泣いてもう大変。
自然療法の本ですすめている、玄米スープも作ってみましたが
「おかゆきらい」のひと言で一蹴されました。
でもさぁ・・・
みんなと同じおかず食べたいって言うてもさぁ・・・。
どうしよう。
どうにも衰弱気味だなー・・・。
さすがに3日絶食状態だと、アンパンマンみたいな長女も
しぼんで土気色になってきたので、心配が募ります。
自分の過去記事(こちら)を読み返して
やっと思い至りました。
そうだよ! 低血糖を起こしてるんだ!!
小さい子は、吐いたときに
皮下脂肪から糖を作るようなしくみが弱いため
吐いて食事がとれないと、すぐ低血糖になる。
低血糖になると、ますます吐く。
だから、吐いて数時間横になったあと、
落ち着いたらアメをなめさせてあげればいい。
・・・そんなことを昔、教わったのでした。
(お医者さんの説明はこちらの写真を読んでくださいね)
ようやくそれに気がついて、3日目の夜、
黒飴を1つ舐めさせてみました。
ホントに田村先生の言ったとおり。
吐くこともなく、空腹もちょっと紛れたらしい様子で
ひからびた表情だった長女の目に、少し明るさが!
翌朝も、黒飴を1つ。
甘いからか、家族の朝食中も「食べたい食べたい」を言わず、
「飴、おいしい」とにっこり。
そこからは、
温かいお味噌汁の上澄みを少し飲んで様子を見、
おかゆをこっそりお味噌汁に溶かしたものを少し飲んで、、、
と、ちょっとずつ胃にものを入れては横になって
経過を観察していきました。
低血糖が解消してから、長女は順調に回復。
絶食だったことを考慮して、ゆっくり3日以上かけて
普通の食事へと移行してゆきました。
(長女に言い聞かせるのが本当に大変でしたが・・・)
今回の長女の嘔吐からは「低血糖対策」を改めて学びました。
自分が知っていたはずなのに、咄嗟に出てこない知識。
子どもの病気には、毎回教わることがたくさんです。
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今日の写真は、お庭の花々たちでした〜。
毎日色んな花が咲いて、目が離せません。
* * * お知らせ * * *
一日限りの芋掘り遠足でも、稲刈り体験でもない。
子どもを習い事に行かせるのとも全く違う、
親子で一年かけて、じわじわと感じる何か。
「生きる」ことの根っこを、地に足つけて。
4月から、親子で始めてみませんか。
・こぐま塾 2016年度アグリコース -いのちの田畑-
* * * まかない日記 * * *
畑で長女がお友達と競うように摘んできたつくし。
同じく畑で、私がニンジンのために少し春の雑草を摘んだので
一緒くたにして、つくしと野草のパスタにしました。
つくしは帽子のところが閉じているのが薬効が高いそうで、
一度に大量には食べず、毎日少しずつ食べるのがいいのだとか。
ざっと洗って、下茹ではせず、そのままオリーブオイルで炒めます。
くったりしてきたら醤油でしっかり味をつけ、刻んだ野草を追加。
野草も下茹でしてしまうと筋っぽくなるので、
茹でずに炒めてジューシーに。
朝ごはんが美味しかったと好評で、結局お弁当用にまた作りました。
つくしのはかま取りを頑張った長女、偉かったね!!