2016年03月29日

嘔吐と飴

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年末の長女の嘔吐がいい勉強になったので
記録しておこうと思います。


年末のある朝、長女が目覚めるなり
「お母さん・・・梅肉エキスちょうだい・・・」
と呟き、確実に体調不良ランプが点灯していました。

朝ごはんは「とりあえず食べてみる」と言うので
並べておいたものの、ひと口食べた時点で
「ごめん、もう無理・・・寝る・・・」とお布団へ。

念のため、枕元に嘔吐セット(洗面器&ティッシュ)を置くと
見事にわーっと吐き、嘔吐の日々がスタートしました。

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その数日前に子どもたちが集まる機会があり、
病み上がり(嘔吐下痢)の子もいたことから
まぁ、それをもらったんだろうなと推測。

まずは以前、甥っ子によく効いた
自然療法の手当てをあれこれ試しました。

梅肉エキス、こんにゃく湿布、里芋湿布・・・

ひととおりやったけれど、なぜかあまり良くならず。
何かを口にすると吐いてしまう状態で3日が経過しました。

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それなのに、家族の食事の気配がするたびに
「食べたい・・・食べたい・・・」とシクシク泣きます。

いやいや、いま食べたら壊滅的やん。
何度も諭しましたが、泣いて泣いてもう大変。

自然療法の本ですすめている、玄米スープも作ってみましたが
「おかゆきらい」のひと言で一蹴されました。

でもさぁ・・・
みんなと同じおかず食べたいって言うてもさぁ・・・。

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どうしよう。
どうにも衰弱気味だなー・・・。

さすがに3日絶食状態だと、アンパンマンみたいな長女も
しぼんで土気色になってきたので、心配が募ります。

自分の過去記事(こちら)を読み返して
やっと思い至りました。

 そうだよ! 低血糖を起こしてるんだ!!

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小さい子は、吐いたときに
皮下脂肪から糖を作るようなしくみが弱いため
吐いて食事がとれないと、すぐ低血糖になる。
低血糖になると、ますます吐く。

だから、吐いて数時間横になったあと、
落ち着いたらアメをなめさせてあげればいい。

・・・そんなことを昔、教わったのでした。
(お医者さんの説明はこちらの写真を読んでくださいね)


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ようやくそれに気がついて、3日目の夜、
黒飴を1つ舐めさせてみました。

ホントに田村先生の言ったとおり。

吐くこともなく、空腹もちょっと紛れたらしい様子で
ひからびた表情だった長女の目に、少し明るさが!


翌朝も、黒飴を1つ。

甘いからか、家族の朝食中も「食べたい食べたい」を言わず、
「飴、おいしい」とにっこり。

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そこからは、
温かいお味噌汁の上澄みを少し飲んで様子を見、
おかゆをこっそりお味噌汁に溶かしたものを少し飲んで、、、

と、ちょっとずつ胃にものを入れては横になって
経過を観察していきました。


低血糖が解消してから、長女は順調に回復。

絶食だったことを考慮して、ゆっくり3日以上かけて
普通の食事へと移行してゆきました。
(長女に言い聞かせるのが本当に大変でしたが・・・)

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今回の長女の嘔吐からは「低血糖対策」を改めて学びました。
自分が知っていたはずなのに、咄嗟に出てこない知識。

子どもの病気には、毎回教わることがたくさんです。


関連記事:風邪の手当て 喉風邪の手当て 副鼻腔炎(蓄膿症)を治す ウイルス性胃腸炎の手当て 魚の目・イボを治す ものもらいと口内炎の秘密 便秘解消の特効薬、小豆


今日の写真は、お庭の花々たちでした〜。
毎日色んな花が咲いて、目が離せません。



* * * お知らせ * * *

一日限りの芋掘り遠足でも、稲刈り体験でもない。
子どもを習い事に行かせるのとも全く違う、
親子で一年かけて、じわじわと感じる何か。

「生きる」ことの根っこを、地に足つけて。
4月から、親子で始めてみませんか。

こぐま塾 2016年度アグリコース -いのちの田畑-



* * * まかない日記 * * *

畑で長女がお友達と競うように摘んできたつくし。

同じく畑で、私がニンジンのために少し春の雑草を摘んだので
一緒くたにして、つくしと野草のパスタにしました。
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つくしは帽子のところが閉じているのが薬効が高いそうで、
一度に大量には食べず、毎日少しずつ食べるのがいいのだとか。

ざっと洗って、下茹ではせず、そのままオリーブオイルで炒めます。
くったりしてきたら醤油でしっかり味をつけ、刻んだ野草を追加。

野草も下茹でしてしまうと筋っぽくなるので、
茹でずに炒めてジューシーに。

朝ごはんが美味しかったと好評で、結局お弁当用にまた作りました。
つくしのはかま取りを頑張った長女、偉かったね!!

posted by miya at 11:18| Comment(0) | 自然療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月28日

ナマズの唐揚げと屋外調理、そして火傷…

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6歳の長女は、家庭保育をするようになってから
近所にお友達がたくさんできた。

お向かいの集合住宅に住むおじいちゃん達もその主要メンバーで、
この日は「ナマズの唐揚げ食うか〜?」と声がかかった。

来客中だったので長女だけ「ナマズ見ておいで!」と派遣。

しばらくして戻ってきた長女は
タライいっぱいのナマズ肉を携えていた。

切り身がでかい!厚い!
しかも、2匹分。
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ざっと塩こしょうで下味をつけておいた。


聞けば、そんなに長くないヒゲが6本以上あったというから
むかし食用で持ち込まれたというアメリカナマズのようだ。


「皮が硬ぇんだよなーとか、
 骨が切れねぇんだよーとか、
 言いながらどんどんぶった切ってったの〜」

釣り名人の不良じーちゃん(Mっちゃん)、
長女の目の前でバッサバッサとさばいてくれたらしい。


 ※学生時代、ごはん盛り付け自由だけど
 残すとめちゃくちゃ叱られる、有名な餃子屋さんがあった。
 麦とろご飯がおいしいお店だった。

 その怖い親父さんが、向かいのMっちゃんなのである。
 合縁奇縁とはこのことなり。


さて、いったんはナマズを置いておいて、
ゆっくりお客さんとお話して、夕方。

お見送りのあと、改めてナマズに向き合った。



えーと、唐揚げにしたらいいんだよね?

「Mっちゃんはいっつもお外で揚げてるよー
 お魚は油がバッチバチはねるからって〜」

そうだねぇ・・・切り身、大きいし・・・


「卵もやるよーって入れてくれたからね♪」

そうかぁ・・・卵ねぇ・・・ドキドキ。



ちょうど、来客用のお湯を沸かすのに
テラスに七輪を出してあったので
そのまま、屋外で揚げものをすることになった。



ビニール袋に入れた地粉&片栗粉に
5切れずつ落として、ふりふり。
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中華鍋に油を熱して、揚げていく。

じゅわぁぁぁぁ〜〜〜
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庭じゅうにいい香りが広がる。
台所と違って、必死な感じがない。

外で揚げもの、楽しいな〜。
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長女も次女も、ずっと庭にいたがるので
テラスからは離れて遊んでもらった。
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次女はサッカーがお好き。



順調に切り身を揚げていって、後半。

卵を揚げていると、顔の真下で「ボバァァアン!」

卵が炸裂し、大量の揚げ油を顔中に浴びてしまった。



うー。目にも入ったー。
洗面所でざぶざぶ洗い、とりあえずビワの葉エキスを塗る。

目には西辻弥さんで買ったばんのう酵母くんをポトリ。
これ、目にもいいらしい。

顔も目も、なんだか痛みがひいたので
再びテラスに戻って揚げもの再開。


実はここ4年くらい、薬害の毒出しなのか
顔中が荒れに荒れているので、
揚げ油を浴びようともさほど気にならない(笑)
だって私モデルじゃないしー。

でも、足元にあるからって、上から覗き込んだら危ないわなー。
反省、反省。


どんどん揚げて、揚げて、揚げて、
その後も2度起きた爆発も、油を浴びることなく揚げ続け、
見上げればお月さんがぴっかぴか。
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夫と娘たちは家の中で、テーブルセッティング。
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すっかり暗くなったけど、なんとか揚げ終えた。


いざ! ナマズの唐揚げ〜〜!!
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身はふっくら白く、厚みがあって、ジューシー♪♪
香りもクセがなくって、とっても食べやすい。美味しい!!


「お母さん、ナマズは生まれて初めて食べるわ〜
 高知ではナマズは獲らんかったもん〜〜」

と話すと、夫が急に納得した様子で

「・・・そういえばアメリカでこれ食った!
 キャットフィッシュだもんな!なんだ!そうか!」

と思い出す。

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ナマズ話にあれこれ花を咲かせての晩ごはん。

Mっちゃん、いつもありがとう!!!
そして屋外調理、またやろう♪


※翌朝テラスを見たら、事件現場みたいに油が炸裂しまくって
 テラスのタイルやら壁やらえらいこっちゃでした。
 今後は庭の土の上でやろう・・・(汗)



* * * お知らせ * * *

いよいよ明後日!
秘密の雑貨がいよいよデビューします。

3/30(水)コーヒーファクトリーさんにて

つくば市、洞峰公園近くです。
午前中は夫たちが、午後は私も加わってお店しております。

ぜひぜひ遊びにきてください^^



* * * まかない日記 * * *

私に似て顎が小さめの長女のために、
「噛むメニュー」を増やしていこうと思っています。

ひじきと切干大根のサラダ。
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お鍋に直接ひじきを入れて水で煮て、あらかた火が通った頃に
切干大根を加え、歯応えがしっかり残る程度に煮ます。

ザルにあけ、太めに刻んだ春キャベツと合わせて
梅酢・醤油・塩・オリーブオイルのドレッシングでなじませます。
(もちろん茹で汁はうまみたっぷりなのでお味噌汁に!)

歯応えポリッポリ!!で大好評でした〜。
ごちそうさまでした!

posted by miya at 22:18| Comment(0) | 自然をいただく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月25日

妊娠中も母乳をあげた結果&食事のこと

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1歳10ヶ月の次女が、母乳を卒業しそうです。

ずっと続くかのように思っていたけど、あっという間だったな・・・


第三子を妊娠してるし、
妊娠3〜4ヶ月には母乳も涸れてくるかなーと思っていたのに、
ゴクゴク飲み続けた冬。

つわりのピークにはおっぱいに吸いつかれるのも痛く
早くやめたいなーと感じる日も続いたのに、
痛みのピークを越えたら平気になって、
むしろ今しかないこの時間を楽しめる余裕まで出てきました。

本人のタイミングで迎える自然卒乳がいいなぁと思うし、
友人の中には出産当日まで上の子に飲ませていて
産後も二人に飲ませていた(=タンデム授乳)、
という人もいたので、それもいいかな〜と。

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(体重は9kg、布おむつのサイズは未だ70の小粒ちゃん)


この頃の授乳のマメ知識(byつくば自然育児の会)としては、
「母乳を卒業したいな〜」という親のほのかな意向のもとに
日中、遊びで気を紛らせて授乳回数を少なくして過ごしていると
夜中の泣きと授乳、そしておしっこ(=おむつ交換)頻度が増して
結局母親が大変になる、ということ。

しっかり日中に何度も授乳しておくと、
次女は安心して、夜ぐっすり眠ってくれるのでした。

起きなければ夜中の授乳もなく、
おむつが濡れることもなく、ラクちん。 なーるーほーどー!

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さてその後、食事も一日三食しっかり食べていて
大人から見たら異常じゃないかと思うくらい、
食卓では食べ物への執着がすごい時期が訪れました。

「これくらいでしょう」と考えて盛り付けた食事量を食べきっても
空のお皿を下げようとしたら、大泣き。

 泣いておかわり出すってどうなの?
 最初から大盛りで出す?おかわり約束してたらいい?
 でも・・・この子の胃袋どうなってんの?

夫婦で散々悩み続けました。
どう見ても、身体に見合わない量を食べているから。

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(食後、飛び出たおへそを隠蔽しています)


私が妊娠5ヶ月になった頃から、食後のギャン泣きが激しくなり
いよいよつくば自然育児の会の先輩ママさん達に相談。

回答をまとめると、

 母乳が減ってきたのかも。
 栄養足りなくて腹ペコで欲しがってるのかも。
 卒乳するとおにぎり2〜3個ぺろりと食べちゃうから
 母乳が涸れてきたんだとしたら、それくらいあげてもいいんだよ。

ということで、納得〜〜。

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(まいにち、いっぱいあそんでますからっ)


そこで、「おっぱいー!」と所望してくる次女に対して
「おっぱい、出てるの?飲めてるの?」と聞いたら
「うん」と答えたり、吸いついたままにっこりしたり。

でも喉はゴクゴク音がしなくなってるんだよなぁー、と、
実際のところはわからずじまいでした。


とりあえず、夫が「そんなにあげちゃうの!?」と驚くくらい
食事量(特に主食)をドォーンと増やしてみると
次女の食卓終盤でのギャン泣きは見事になくなりました。

食事量・・・大人と同じ量ですけどね・・・
歯も半分も生えていないから、噛めてなくて吸収量が少ないのかも。

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(おでかけ、いこ〜)


ちなみに自然育児の会では、
母乳をあげはじめた産後〜授乳期のお母さんも、
そして(母乳主体で育てると離乳食がいらないので)
食事をしはじめた赤ちゃんも、幼児も、1日5回食をすすめています。

3度の食事の合間は、母はおにぎりをパクパクって感じ。
食べはじめの頃の赤ちゃんも、お母さんのおにぎりをほんのひとくち、を
1日5回、お母さんのペースであげればそれでいいのだとか。


なので、間食(補完食)として
10時とか3時におにぎりや蒸し野菜をあげる、
というのを試してみたんですが・・・

次女が間食のレベルを超えて食べたがり、
他の時間の食事のリズムも崩れて本末転倒。

どうしても、どーーーしてもうまくいかず、
1回あたりが大量なのって、なんだかなーと思いながらも
1日3食状態の次女です。

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(「おちゃー!」)


食事量が満たされた今では、授乳は寝かしつけの1回だけ。
お布団に入ると「おっぱいー!」と欲しがります。

母乳が出ているかどうか、全然教えてくれないんですけどね。
咥えてしばらくは吸っていますが、その後遊びに行っちゃうことも。


で、義実家で寝かしつけをした際、
興奮していたのか寝てくれず、
別室にいる夫のところにルンルンで行ってしまい・・・

 夫 「お!おっぱい飲んだ?」
 娘 「うん^^」
 夫 「おっぱい出てる?」
 娘 「ないない(笑)」

私のいないところで、ついにカミングアウトー!

どうも、おっぱい出てないと認めてしまうと
お母さんがおっぱいくれなくなっちゃうから、
ということらしいです。あら、いじらしい。

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(「ぱんー!」)


次女に対しては、私の妊娠についても、
赤ちゃんが産まれてくることについても、
卒乳の時期がやってくることも、
なんとなく、面と向かっては言い聞かせずに様子を見てきました。

言い含めて頭で先に理解させると、我慢させちゃう気がして・・・
もちろん、どっちがいいのかなぁと悩みながら。


最近では私のお腹を
「おたーたん(お母さん)、ぽんぽん♪」と撫でてくれる次女。
「いーちゃん(自分)、ぽんぽん♪」と
自分のお腹を自慢することも忘れません(笑)。

お母さんの大きいお腹。出なくなったおっぱい。

なんとなくじわじわーっと感じて、ゆっくり納得して、
ゆっくり受け入れてきたんだな。 最近、そう感じます。

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母乳を断つことなく、授乳し続けると
自然卒乳するのは3〜4歳なのだそう。

もしかしたら、夏の出産後、次女もゴクゴク飲みを再開して
3〜4歳まで飲み続けるかもしれませんが・・・


母子ともに無理なく、納得する形で卒乳の日を迎えられるよう
温かく見守っていこうと思います。

以上、妊娠中も上の子に母乳をあげ続けた記録でした。

お付き合いくださりありがとうございました^^

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(ヤギ乳がもらえるのはいつだろうね〜)



* * * お知らせ * * *

親子で楽しむ田んぼと畑、赤ちゃんチームも参戦!!

お子さんが小さい方も、お父さんは来れないのよーという方も、
一緒にのんびり楽しみましょう〜^^

まだまだ募集中です!お気軽にお問合せくださいね。

親子で育てる、お米と大豆。こぐま塾 2016年度アグリコース



* * * まかない日記 * * *

義実家に行った際、長女と一緒に
じーじのお誕生日ケーキを焼きました。
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つくいち仲間の加藤無農園さんでいただいた、
すごくすごぉーーくおいしいレモンを3個!使って。
紅茶に合う、甘酸っぱいレモンケーキになりました♪

そしてそして!この美味しいレモンをプロの方がスイーツにすると・・・
ダヴィッド・パンさんのタルト オ シトロン!!美味〜〜〜!でか〜〜!
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思いがけないいただきものでご相伴にあずかりました。
しっ、幸せ・・・(涙) 今週末、早起きすれば買えるかも?わくわく。

加藤さん、ありがとうございます!! ごちそうさまでしたー♪♪
posted by miya at 07:21| Comment(2) | 妊娠・出産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする