2015年10月20日

無言の行、はじめます

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「いっつも色々色々言われて、嫌になる!」

耳を塞いだ長女にそう言い放たれて、はっとする。

子供の頃の私そっくり。
つまり、今の私は昔の母そっくりなのだ。


何をやっていても、何かマイナスなことを言われる。
何もしなくても、注意されるし、
何かやっても、どうせ注意される。

こう動いたらきっとこう言われる、またはああ言われる、
でもこの前はそれを避けてこう動いてみたけど
やっぱり別のことを注意されたじゃない・・・

高校を卒業して家を出るまでの私は、
母と、母そっくりに私に小言を言う姉との間で
「何を注意されるか」「何て叱られるか」「何に文句つけられるか」
かなり気を張って暮らしてきた。

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そりゃ、至らない子だったろうし、不出来だったろう。
気配りのできない、自己中心的な、自分勝手な子だったろう。
でも、自分が信頼できないし、大嫌いで、
生きる意味なんて見つけられなかった。

家を出て大学に行ってからは、それらは薄皮を剥ぐように改善し
今では家族と過ごしても何も言われないくらいに
お互いが歩み寄れた(と思っている)。

子育てするようになって、こうした母や姉の言動は
「過干渉」と呼ぶのだと、育児書で知った。

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全部を母のせいにするつもりはない。
ただ、幼い頃の母を手掛かりに、改善できないものだろうか。

鉄仮面みたいな、笑わぬ母が怒りだすと更に怖くて
こめかみの青筋、眉間のシワ、ピンと立てた人差し指、食い込む爪、
ところどころかすれたり裏返るワナワナした声、
どれもこれもが私を震え上がらせた。


ところが今は、ニコニコしない私がいる。

笑ったら負け、みたいな、
自分を厳しく律しないと母親としていられない、
そんな変な自戒で、冷たい表情を保っていることに気づく。

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長女はどうだろうか。

私に何か言われないために、あれこれと考えた挙句に動き出すと
即座に何か、言われたくないことを言われてしまう。
脱力、苛立ち、怒り、悔しさ。

私は私なりに、
よかれと思って言ってるのだから滑稽だ。

長女が後で困らないようにと、長女のために声をかけ、
そのたびに憤慨され、声を荒げて苛立った返事をされる。
ああ声をかけて悪かったよ、もう気にかけるもんかと
心の中で悪態をついて、ますますイライラが増えていく。

お互いにうまくいくように考えて考えて、の言動が
見事に逆効果になって、典型的な「過干渉の母と子」になっている。

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長女は本当はできることがたくさんあるのに、色々言われると
無気力になったり、逃げ出したくなったりで
いつも以上にやるべきことをやらなくなる。

それにまた私が目くじらを立てるのだけど、実は私が原因なのだ。

少なくて1日1回、多い時は1日5〜6回、
小さな噴火があり、週1回くらいは大噴火が起こる。


あぁ、脳みそに石鹸かけて、真っ白にできたらどんなに楽か。

見て口を出してしまう、見てなくても声をかけてしまう、
そんな過干渉な母親は、やっているのもしんどい。

えぇい、やめだやめだ、こんな母親、やめだーぃ。


ここで、母が昔から本棚に並べていた育児書を紐解く。
何か感じるものがあり、実家から持ってきていた。
やはり母が苦しんだことは、私も苦しむのだと、今思う。


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おおらかに見守ってあげて
―お母さんとの対話

平井 信義 (著)

(この本が良かったので、自分用に新しい本も買い足しました)
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「心の基地」はおかあさん
やる気と思いやりを育てる親子実例集

平井 信義 (著)


この本で過干渉の親たちに向けて勧められているのが
『無言の行』。口出しをぐっと我慢する、確かに修行だ。

たいがいは三日坊主で終わってしまうらしいけど
ちゃんと3〜6ヶ月続けて初めて、効果が出てくるとのこと。

子どもの「自発性」はもちろん、親の「信じて任せて見守る」が
軌道にのってくるらしいけど、さてはて。

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まずは明日から。
ここで公開宣言して、背水の陣なり。


* * * お知らせ * * *

過干渉でホームスクールはまず無理・・・。
そんな思いもあり、しっかり過干渉から脱却したいのです。

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自由な教育に長年携わってきた古山明男さんをゲストにお招きします!


気になる方、よかったらいらしてくださいね。
大人単独でのご参加も歓迎です。


* * * まかない日記 * * *

作り置きしていたかぼちゃの煮物が、だんだん煮詰まってしまい
最後にはパスタとからめてかぼちゃクリームパスタにしました。
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パスタは茹で上げた鍋から直接網じゃくしで移して
水分も一緒にソースにしました。和風から脱するには
豆乳(や牛乳、バターやチーズ)などクリーミーな何かを。

仕上げに塩・胡椒で味を整えて完成♪
かぼちゃ自身、煮崩れて煮詰まった甲斐があったでしょう!
ごちそうさまでした^^
posted by miya at 21:18| Comment(6) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月19日

お月様の見たお話

お月様は見ていました。
自分とおんなじ、黄色い花を。

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お月様は見ていました。
黄色い花がたくさん揺れる、草いっぱいの畑を。

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お月様は見ていました。
小さな女の子が、黄色い花をたくさん刈る姿を。

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お月様は見ていました。
女の子が、その花をヤギにたっぷりとあげる様子を。

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お月様は見ていました。
妹が早く眠れるように、女の子が頑張ってお布団に入ったところを。

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さぁ、おやすみなさい。
お月様が見ています。



・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

セイタカアワダチソウの蜂蜜があるように、
あの黄色い花って甘ったるい香りがするんです。
ヤギ達も夢中で食べていました^^

今日は畑から6時に帰宅したのに
姉妹揃って7時前に寝てくれました。なんていい子!

寝る前の本(不思議の国のアリス)を諦めて
次女と一緒に寝る、と宣言してくれた長女のために、
夕方から見えていたお月様のお話を聞かせてあげました。

自分でも眠くなってしまった。
さぁ、おやすみなさい。


* * * お知らせ * * *

実は、スーパーに行くのが苦手です。
山積みの食糧を見るのがつらいから。

でも、そろそろ向き合ってみようと思い、
こんなイベントを始めました。

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捨てられる食べ物に向き合う「めぐるキッチン」、
11月13日(金)開催です。


お気軽にご参加くださいね。


* * * まかない日記 * * *

うちの畑でもついにズッキーニが育つようになりました。
長年の経過を知る夫は、感慨もひとしおでしょう。
(久々に更新されていました ⇒ 自然農=RPG論

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ズッキーニ、ミニトマト、柿は我が家のもの。
カボチャはご近所さんが捨てると仰ってた所を譲り受けたもの。

赤い小さな大根は、つくいち仲間の浅野与五右衛門さんの。
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美しい色合いをいかしたくて、茎や葉も一緒に塩レモンで和え
柿と合わせてサラダにしました。オイルなしでもまったり美味しい!

最近おかずのストックがうまく回っていて、
こういうときは台所に立つのも余裕のヨッちゃんですわ。むっふ。
(6時帰宅で7時就寝って、晩ごはん盛り付けるだけですからー)

しかも色合いがきれいな食材が多いと助かります!
合掌。 ごちそうさまでした!
posted by miya at 20:49| Comment(0) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月16日

先生の記憶

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小学校生活のうち一年だけ、記憶がほとんどない。
そのことに気がついたのはつい最近だった。

担任の先生はとてもとても厳しいN先生で
他の学年を受け持っていた頃の彼女のことは憶えているのに
自分の担任になった一年間は、思い出せることといえば

・学年の始まり。
 甘えようとして顔に手を触れたら激怒された。
 厚塗りのファンデーションがぬるっと手について不気味で、
 反射的に先生の衣類になすりつけ、更に叱られた。

・学年の終わり。
 他の学校へ異動が発表された終業式のあとの校庭で
 校長先生が「N先生、よそへ変わってよかったろう」と言い、
 「うん」と答えるのを校長先生も強く望んでいるのを感じ、
 本音なのに何だか気まずい思いで「うん」と答えた。

これだけ。2つしかない。

学校でも飛びぬけて自由奔放で、活発で、
周囲に憚ることなく、自分勝手におちゃらけて、
勉強も運動も思い切り楽しんできた私の小学生時代なのに
どうして一年間が抜け落ちているのかなぁ。

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N先生については他の記憶のほうが鮮烈だ。
それは繰り返し見る悪夢で、社会人になるまで続いた。


N先生がどこまでもマシンガンを持って追いかけてくる。

河原に追いつめられ、ダダダダダダと撃たれる。

ある夢では死に、ある夢では川に溺れ、または首を絞められ、
とにかくN先生が執拗に命を狙ってくるという悪夢が
小学校から12年ほど続いた。

いつも汗びっしょりで、息も絶え絶えで飛び起きた。


どの小学校に行っても問題になるほど生徒に嫌われる先生だった。

でも、N先生が担任だった一年間、何も思い出せないから
具体的に何がどうだったとは言えない。

小学校時代はすごく楽しかったし、
小さな田舎の小学校ライフを満喫した自負があるんだけど。

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もう一人、F先生についても根深い嫌悪感がある。

「あんたらみたいに子供らしくない子供、見たことないわ!!」

彼女は、休み時間に外で遊ばない子は許せなかった。
学年7人でしみじみ教室で過ごすことはいけないことらしかった。

彼女の叫んだこの台詞は、教師というものの危うさを突きつけた。


教室は密室だ。
そして、小学校の先生は絶対だった。


“先生嫌い”にはならなかったけど、
先生に嫌われないよう気を遣う知恵も必要だな、とか
先生も普通のニンゲンなんだよな、とか
一歩後ろに引いて、遠くから先生を見るようにはなったと思う。

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書き出すと長くなるので割愛するが、
中学・高校も別の理由で概ね暗い時代を過ごし、記憶はモノクロだ。

大学に出て、一人暮らしをはじめ、初めて人生がカラーになった。


強制されず、横並びで評価されず、
自分の意志と責任で選択できる。

それが私に息を吹き込んだように思う。

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じゃあ自分は、良き大人として
我が子に接することができているか?

答えは「いいえ」。
逃げ出したくなるくらいダメな母親だ。

それでも、子育てはヘタかもしれないが、未熟な母なりに
我が子を悪夢から守ることぐらいはできそうな気がする。

現に、育児ノイローゼで笑わなかった母は
私を悪夢の中で追いかけてきたりはしなかった。

どんなに怖くても、母は私の存在を
根底では受け入れていたのだと思う。

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娘たちは、つくし農園やつくいち、ご近所さんほか、
我々両親からつながる様々な人々の愛や好意に包まれて
いま、なかなか幸せだと思う。

保育園で先生に、
毎晩シャンプーしない子は汚いと言われて泣いて帰ってきたり、
あなたの親は魔女の使いだと吹きこまれて泣いて帰ってきたり、
そんな苦しみは、家庭保育に切り替えてからは、無縁だ。

(補足すると、シャンプーの件は某保育園で、
 とにかく衛生検査が我が家の指針に合わなかった。
 魔女の件は某モンテ園で、ハロウィンに向けて
 本気で嫌がらせをするのだった)



子どもを取り巻く環境を、どう整えるのか。

種が自ら発芽して枝葉を広げるように、
本来の生命力のままに育つのを支えるには
どんな教育が、その子に合っているのか。

そんなことを聞き、語り合う時間が持てたらと思い
11月7日(土)、「自由な教育」をテーマに
イベントを開催することにしました。

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自由な教育に長年携わってきた古山明男さんをゲストにお招きします!


会場の都合で、日程が3日から7日に変わっています。
3日を空けてくださっていた方、大変申し訳ありません。

お申し込みお待ちしております^^


* * * まかない日記 * * *

じゃがいもとゴボウの和風な煮物が残っていたので
茹でたお蕎麦にどーんとぶっかけ、青ネギを散らして
具だくさん蕎麦!!にしました。
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煮物の煮汁って、すごくおいしいので
麺類のスープに活用することも多いです。

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長女に白ゴマをたーっぷり擂ってもらいました。
最近、私より根気よく擂ってくれるので
“練りゴマ一歩手前”までなっていることも。すごいなぁ。

食べ物がある日々に感謝して・・・。
明日も大切に、いただきます。
posted by miya at 22:53| Comment(4) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする