2015年09月30日

靴に憧れて

おねえちゃんのくつ、すてき・・・
P1070617kutsu01.JPG

こーやってはくのよねっ
P1070618kutsu01.JPG


人知れず、長女の靴やサンダルを引っ張り出しては
そっと足を入れてみる次女を目撃してしまった。

1歳4ヶ月になる次女は、まだ伝い歩き。
外では抱っこが多いから、靴は履かせたことがなかった。

よく玄関の三和土までおりてしまって
いたずら盛りだなぁ、と思っていたけど、やっと理由がわかった。


いじらしくって、可愛くって、
この日、靴をはかせてみることにした。


うれしはずかし
P1070628kutsu01.JPG

むふふのふ
P1070645kutsu01.JPG


たまたま庭にとめてあった車づたいに
どんどん移動していく。


あわちゃーん!きーびたー!
P1070658kutsu01.JPG

門に柵がついていて本当に良かった・・・


普通よりかなり小柄で、成長もゆっくりな次女だけど
彼女の世界は、着実に広がっている。


* * * お知らせ * * *

【話す・聴く・気づきのワークショップ】
11月3日(火・祝)or7日(土)、
ホームエデュケーションの様々な活動をされている
古山明男さんをお招きして、「教育」をテーマに開催予定です。

お子様連れの方にも参加していただけるよう、構想中です。
日程ほか詳細は決まり次第、ご案内いたします。お楽しみに!


【つくば自然育児の会】
明日10月1日は外遊び「はらっぱ」の日です!
育児の会が気になる・・・という方もぜひ♪ 私も行ってきます〜^^


* * * まかない日記 * * *

3年に一度の益子の「土祭(ヒジサイ)」に何度か足を運びました。
お世話になっている糞土師の伊沢さんが土祭で講演するため
お手伝いと称して、一家4人で押しかけて泊めてもらいました。

泊る人は調理を担当するのがここのルール。
うちのじゃがいも、きゅうりを持ち込んで、
伊沢さんのお宅の月桂樹やタイムをふんだんに使って。

P1070512izawa_san.JPG
ジャーマンポテトと、蒸しただけのジャガイモ、
きゅうりの塩もみ、なすの梅酢煮。

キノコ写真家だった伊沢さんの冷蔵庫には
見たこともない真っ赤なキノコや黄色いキノコが入っていて
解説を受けながら、おいしくソテーをご馳走になりました。

P1070509izawa_san.JPG
野菜たっぷりスープと一緒に。 ごちそうさまでした!
ラベル:子育て 家庭保育
posted by miya at 11:41| Comment(0) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月29日

ザリガニを食べる

P1070384zarigani.JPG

田んぼに大勢いるアメリカザリガニ。
日本の水辺の生態系において、強烈な破壊力を持つ。

うちの田んぼでは、子供の頃に田舎でよく見た
タガメやゲンゴロウを見つけられない。

日本の農家が農薬を使ってきた結果、
タガメもゲンゴロウも絶滅しかかっている。
その点、アメリカザリガニは強靭で、元気に繁殖している。

小学校でアメリカザリガニを水槽で飼育して、
持ち帰った子ども達はお母さんと一緒に
「可哀想だから川に放してあげようね」と放流・・・あるある〜
そして日本中でアメリカザリガニは増え続けているそうだ。


さて、そんなザリガニとの因縁の対決。
彼らは稲をチョキンチョキンと切ってしまう

夫は何かに執念を燃やすような人ではないらしく
ザリガニの被害も割と平然と傍観しているが、

私は「せっかく植えたのにー!」という思いと、
上述の理由で「外来有害生物、憎し」が根深いために
七転八倒しながらザリガニと闘ってきた

こぐま塾でもザリガニ罠を作ってみたり、
捕まえたのは鳥にやったり、
草刈りを丹念にしてカラスにザリガニを食べてもらったり
色々してきたと思う。

P1070393zarigani.JPG


そして今年の秋、ついに食べることにした。

巷ではザリガニフェアが話題になり、
欧米のザリガニ食情報が流れてきたことが理由のひとつ。

そして、食べるために家畜を肥やして食べ、廃棄し、
獣害で捕まえた鹿などは消費しきれずに専用焼却炉で燃やし、
といった人間の所業を考えるにつれて、

「捕まえて、殺して、食べる」ということについて
少しずつ考えがまとまってきたことが、もうひとつの理由。

自分の手の届く範囲内で、
自分が獲得・補殺できる現実的なサイズの
動物性たんぱく質を時折食べる、そのくらいが
身の丈に合っているし、無理がないと思うようになった。

まだイナゴは食べられないけど、
せめてザリガニくらいは食べてみんとねー!と腰を上げた。

P1070397zarigani.JPG

つくし農園の集合日
何かと玄人の域に達しているプレーヤーMさんが
ひょいひょいとザリガニを捕まえてくれるので、
長女が持ち切れないほどの数になって、麻紐でしばってみた。
わらしべ長者が藁でハエをしばったように。

このまま自宅に持ち帰って、タライに水を張って2〜3日。
水を換えながら泥出しする。このあたりは全部長女の仕事。

きれいになったであろう3日目、いよいよ調理。
小鍋に入れて台所に持ち込み、水を入れてフタをしてシェイクする。
これで最終の水洗い。あぁ、すっごい睨まれてる。
P1070482zarigani.JPG

にんにくオイルをフライパンで熱し、ザリガニ達をイン。
もがき苦しむ様子は恐ろしく、
あぁ、動物を殺して食べるってこういうことだよな、と実感する。
P1070485zarigani.JPG
ごめんなさいごめんなさい、大切に食べますから許してください、
と呟きながら、フライパンにフタをして火を通した。

万が一、甲羅や足の付け根が泥臭かったらと思って
今回は素揚げにせず、中身だけを食べるようにソテーとした。
P1070490zarigani.JPG
じゃがいものハーブグリルと、採りたてのオクラを生で添えて。

よく考えたら、実家でいつも食べてきたモクズガニ(小川でとれる)は
汚いとか思うことなくむしゃむしゃ食べているのに
田んぼのザリガニを「泥臭そう」「汚いかも」と思うのは妙なことだ。

P1070491zarigani.JPG
身の詰まったのもあれば、すかすかに痩せたのもいて、
9月の産卵期より、8月に食べるべきなのかも、と思った。

それでも味は見事にエビの美味しさで、泥臭さもなく、
素揚げで食べたら良かった〜と悔やんだほど。

背中のワタを除き、頭や殻はぜんぶ取っておいて
トマトと一緒にアメリケーヌソースにしたら、これまた絶品!

養殖エビは汚染物質や抗生物質が気になって、作りたくないんだけど
うちの田んぼのザリガニで作るアメリケーヌソースなら、いいかも〜。


動物を食べるということについて、
ちょっとずつ、持続可能な方向を試してゆこうと思います。
大それたことではなく、でも肉食の頻度少なく、ぼちぼちと。


* * * まかない日記 * * *

まだまだきゅうりが実る秋。
本当においしい自然農きゅうりを、余すところなく食べきりたい。

スライスして塩もみしたときに出る水分がもったいなくて
切り干しカブと乾燥ひじきを混ぜ込んで、吸わせてみました。

時々混ぜ返して30分くらい置いておき、仕上げに梅酢をくるーり。
P1070545mottainai_kyuuri.JPG
これだけで美味しい和え物のできあがり〜。
これはきゅうり料理の定番化決定です。

ごちそうさまでした♪
posted by miya at 13:35| Comment(0) | 自然をいただく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月28日

背比べ

田んぼではいろいろな品種のお米を育てています。
自然農でもよく育つうるち米が「豊里(とよさと)」。
P1070332.JPG
長女はだいたい、豊里と同じくらい。

特に背が高くなるのは古代米とも言われる
「神丹穂(かんにほ)」と「香り米」。
P1070569.JPG
長女はすっっぽり埋もれて見えなくなります。
あぁ、緑米はまだ背比べしてないな〜。

色とりどりの穂が首を垂れ始め、
田んぼはモザイク状に彩られています。
P1070549.JPG

香り米。
これを少しお米に混ぜて炊きます。
P1070557.JPG

赤米の神丹穂は、禾(のぎ)がびぃんと凛々しい。
ちょっと使うだけで食卓が華やます。
P1070552.JPG

この時期はスズメよけのネット張りが続きます。
よその田んぼが稲刈りを始める前に、終わるといいな。


* * * お知らせ * * *

じゃがいもの販売は終了しました。
ご注文いただいた皆様、ありがとうございました!

またご注文いただいているのに納品できなかったお客様、
大変申し訳ありません。改めてご連絡させていただきます。

秋ジャガとして少量ではありますが育てているところです。
またお届けできるほど収穫できましたら、ご案内差し上げます。


* * * まかない日記 * * *

うちは自家製だし醤油を作ることが多いけど
最近はこれで楽をさせてもらっています。
P1070547.JPG
土浦の鰹節屋さんが、丁寧に削った鰹節でダシをとり
シンプルな材料だけでじっくり作り上げためんつゆ&万能だし。

近江屋商店さん(つくば市松代5−7−1(手代木中学校前)で買えます〜。楽ちんしたい自然派お母さんはぜひ♪

で、楽ちんにおいしいお蕎麦を作りました。夫が。
P1070544.JPG
前日のかぼちゃの煮物の煮汁も活用したようです。
さっきの写真のめんつゆの方を使って味を最終調整して、
具はシメジと油麩、アクセントに青じそ。

ダシに深みがあって美味しかったー!!さすが削り節屋さん!
ごちそうさまでした♪

posted by miya at 13:39| Comment(0) | 自然農 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする