2015年08月07日

電子レンジなし生活のコツ

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お子さんが夏休みに入って、
台所のお母さんにじゃれついて
大変な時間が増えたわーっていう方。

子どものいる近くで電子レンジをあんまり使いたくないな、
と感じる方にも、お役に立てばと思い
我が家の「電子レンジなし生活」をまとめてみました。

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●経緯

電子レンジが危ないらしいとは聞いていましたが、
子供を近寄らせない程度しか対策していませんでした。

2013年9月、次女の妊娠中(ごくごく初期)、
なんとなく使うのをやめたのが1回目のチャレンジ。

しかしつわりで台所を夫に託すとレンジ復活。

その後、つわりから立ち直って台所に戻ったが
ずるずると電子レンジ使用が続き、
臨月の2014年4月、やっぱり良くない気がする・・・!と
再び電子レンジなし生活にチャレンジ。

それ以来、気づけば一年以上、
一度も電子レンジを使用していません。


●試行錯誤のテクニック

【ごはんの温め】
(1)蒸し器 (⇒過去記事

 ・平らでふちが立ちあがっているお皿にごはんを広げて蒸す。
(高温になったお皿に少しごはん粒がこびりつくけど、楽)

 ・蒸し器上段にしっかり濡らしたさらしを広げ、
 そこにごはんを広げて蒸す。(⇒過去記事
(お皿の洗い物は減るけど、さらしの水洗いが必須。
 でもお皿が高温になることはなく食べやすい)

(2)フライパン (⇒過去記事

 ・水をうすくひいて、ごはんを広げ、フタをして蒸す。
 (お焦げになってもおいしい)

 ・おにぎりにしておいて、焼きおにぎりにしてしまう。
 (目先が変わって喜ばれる)

 ・炒飯やピラフにしてしまう。(同上)

 ・具をフライパンで炒め、最後にごはんを加えて
  混ぜご飯にする。(同上、炒飯よりべとつかない)

(3)鍋
 ・残り物のスープなどに入れてリゾットにする。
 ・残り物の鍋物に加えて雑炊にする。

(4)温めない(!)
 ・かまどで毎食ごはんを炊くのは贅沢だった時代、
  冷やご飯もよく噛んで食べていた江戸の庶民は、
  毎食炊きたてごはんを食べていた殿様お姫様よりも顎が広く、
  咀嚼力や消化力が高かったため
  長生きだったという研究結果があります。

  ・・・というのを根拠に、しれっと冷やご飯を出します。
  真冬以外はおいしいですよ。

【おかずの温め】
家族の食べる量を、小さい鍋やフライパンに入れて温める。

これは慣れると本当になんてことない話で、
電子レンジは全然必要ありません。

うちでは片手鍋やフライパンをすぐ手に取れるよう、
台所の壁にクギを打ってぶらぶらぶら下げてあります。

【家族が使ってしまう】
いっそ捨てればその心配もないのですが、
オーブン機能は使いたいので、捨てることはできませんでした。

そこで、スチールラックの低い段に電子レンジを入れ、
レンジのドア前にふきんを広げて干すことにしました。

いちいちしゃがんで、ふきんをめくらないと電子レンジが使えません。
あら面倒くさい。
視界に入らないから、使わなくなっていきます。

わざわざレンジのドアをあけてみても、
オーブン専用にしてしまって
天板だの金網だのクッキングシートだのがセットされています。

これを全部取り出してまでレンジを使うか・・・!?
家族が一瞬で諦めてくれます。


●まとめ! 電子レンジなし生活のために

・電子レンジを隠して使いにくくする。
 (処分できるならもちろん、譲ったり売ったり廃棄したりする)

・小鍋やフライパンを駆使するため、
 いつでも手にとれる場所にぶら下げておく。

・夫を巻きこむ。夫のヒラメキや工夫をほめる。



電子レンジを使わなくなって、もう1年以上。
夫が一番驚いています。

「絶対ムリ」「電子レンジ使わないって、どうするの?」
と思っていたようです。

いざ使わずに過ごしてみれば、あれこれと工夫が楽しいようで、
献立のレパートリーも広がりました。

鍋を収納せず、あちこちにぶら下げておいたことも良かったようです。
小さいフライパンと小鍋で、ひとり晩酌のおつまみもさっと温めてました。

使ってほしい道具を使いやすい場所に。
使ってほしくない道具を捨てるか、使いにくい場所に。 
お試しください。

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※この記事は、つくば自然育児の会 会報の連載原稿からの転載です。
一部加筆修正してあります。



* * * お知らせ * * *

秋のヨガ、詳細をアップしました!
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自身の中に宿る実り、季節が呼び覚ます心の声に
ゆっくりと耳を傾けてみましょう。


私は子守り担当なので、参加できないのですが
なかなか深い時間になっているそうで、うらやましい〜

前回のご感想もいただいているので、近々ご紹介させていただきます。
ランチがものっすごく美味しいとの噂。 じゅるるる・・・


* * * まかない日記 * * *

月末には6歳になる長女。
まだまだやる気にムラがありますが、
ずいぶん上手にごはんを炊いてくれます。

昨日はおいもごはん。
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ほっこり甘くて、幸せな味でした。

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ごちそうさま!
posted by miya at 06:31| Comment(0) | 暮らしの工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月05日

秋田の夏(3) 遺跡

この夏、秋田へは車で往復した。
帰り道では、途中で見かけた遺跡に立ち寄った。

(夫はひそかに、ここに寄ろうと決めて
 この道を通ったらしい。)

その遺跡は、払田柵跡(ほったのさくあと)。
平安時代の城柵遺跡だそう。
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復元された外柵南門をくぐる際、特に感心したのは
柵などの材木の仕上げ面に、きちんと中世の加工を再現してあるところ。
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これは恐らく、釿(ちょうな)という古代からの道具で作る、
名栗面(なぐりめん)という表面の仕上げ方。

木工マニア、田舎暮らしマニアとしては
こうした仕上げをした材にこんな場所でお目にかかれて感激。
何より、復元に関わった人々のポリシーを感じた。


広大な丘陵地をそのまま使ったという払田柵跡。
だだっ広い草原になっている史跡内で
強い風を全身で楽しむ長女。
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なんとまだまだ発掘は続いていて、
黙々と作業にかかる工務店の方々。
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外郭南門の柱跡は、発掘した柱も結構な割合で再現に使われていた。
この太さ!
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石段を登りきると政庁跡が複数立ち並び、
それ以外はほとんどが芝生の丘となっていた。

建物跡や復元された建物にひとつひとつ立ち寄り、
夫がわかりやすく長女に平安の頃を伝えていく。

全部回り終えると、あとは丘を下って戻るのみ。

「さー転がって!」と無茶ぶりする夫の声に
「ひえええぇ〜」と歓声をあげながら転がってゆく長女。
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よく鍛えたもんだね。
どんどん転がるよ。
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最後に大きい丘に出た!
さ〜転がれ〜ぃ!
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これって、「12歳までにしておくべき50のこと」の

 冒険家 Adventurer
 2. ものすごく大きい丘を転げ落ちる Roll down a really big hill

ってやつだね?なかなかの快感だねぇ。


大笑いしながらどんどん転がってくる娘。
舌噛まないようにねー。
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「俺さ、遊具いっぱいの公園とかほんと嫌だなーと思って。
 子ども連れてくんなら、なーんもない原っぱがいい。」

娘を見ながら、夫が呟く。

勢いづいた娘は、「車のとこまでずっと裸足でいく!」と張り切って
砂利道も「イテテテテ」と騒ぎながら小走りに駆け抜ける。
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あまりにも強い風に、くるくる舞い始めた。
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風に背中を押してもらって、「進む〜進む〜♪」
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 これが、芝生じゃなくて、定期的に刈ってはいるけど
 自然の雑草だらけっていう原っぱだったら、最高だね。

 中世ではこの地面は、何に覆われていたんだろうね。
 芝生じゃないことは確か。
 それも突き詰めて再現するような史跡、あるのかなぁ。
 でも、除草剤を使ってなくて良かったよね。

 遺跡、シンプルで素晴らしかったね。
 こういう所って、復元する人のポリシーが左右するよね。
 ここに来れて良かったね。

夫婦でそんな会話をしながら、史跡を出た。

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* * * お知らせ * * *

今年は一気に掘るぞー!でも暑いぞー!

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自然農ジャガイモ2015 通販・直販
いよいよスタート!


なお、直売で陽に当ててしまうよりは、
なるべく通販でお届けしたいな〜と考えております。

では、また!
posted by miya at 09:24| Comment(0) | ふるさと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月04日

梅の土用干し

夏の土用を迎えて、暑さやら曇りやらを理由に
なんだかんだとの土用干しを後回しにしていたら
いよいよ残り時間が少なくなってしまった。

きちんと晴天が続くわけでもないのに、7月末、
焦って庭へ梅を並べ始める。

・7月28日(1日目)
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重い腰をあげて、というよりは、
夫が一緒にやってくれたので、この日からスタート。

今年漬けたものだけでなく、2年前の大豊作のものも
実は土用干しできていなかったので、この際干すことにした。

地道に並べていくと干しザルが足りない。
夫がささっと買いに走ってくれて、何とかザル4つに干し終えた。

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この時点でとっくにお昼をまわっていた。
これから三日三晩干すというなら、日付では四日かかる。
なんというマイペース。

それでも夕方には塩を噴いていた。
なんとか梅干しになっておくれー。
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夜、不穏な小雨予報で取り込む。
ああ、カンカン照りの一週間前にやればよかったと悔やむ。


・7月29日(2日目)

写真なし。朝起きてすぐに外に出す。

午後に梅をひっくり返そうとしたら、なんと!
完熟梅たちがザルにくっついてしまっていた。

そーっと、そぉーっとはがしてひっくり返す。
それでも何個かは皮が破れてしまった。無念。

強い陽射しに当たると、柔らかい梅は
すぐに汁が出て、そのまま乾いてしまって
皮が貼りついてしまうようだった。

来年からは、午前・午後に1回ずつ
梅のひとつひとつをそっとつまんで、動かしてあげようと思った。

今宵も雨がぱらつく予報。
あーあとため息をつきながら家に運び込む夕方。


・7月30日(3日目)

くっつきチェックをして、ひっくり返した梅を陽に当てる。
たぽたぽっとしたのは完熟梅、きゅっと締まっているのはやや青梅。
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だんだん皮の破れに寛容になってくる。
午後に一度、両腕に大汗をにじませつつひっくり返す。

最近、ご近所で暗くなってからゴミを燃やしているようで
とても煙臭いので、結局この夜も梅を中に取り込んだ。
ゴミは燃やさず、ゴミの日にきちんと捨ててほしい・・・。


・7月31日(4日目)

これまでで一番の快晴。

もう土用干しにくたびれつつあったけど、
無事に干し上がった(ように見える)梅たちを見ると
気分が晴れやかになった。
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梅と同じ期間、ずっと甕ごと陽にあててきた梅酢たち。
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甕はアツアツ、中の梅酢もアッツアツ。

干した梅を、梅干しの種類ごとに慎重に確認しながら
それぞれの甕の梅酢へと漬けていく。

赤じそ入りのままの梅酢に梅を戻し入れ、
「あ、紫蘇で梅を覆えばいいかも」と素手を梅酢の中に突っ込んだら
火傷しそうなほどに熱かった。

半泣きで、でも今さら菜箸を取りに行くのも面倒で
手で熱い梅酢の中を探っては熱々の赤じそを掴み上げ、
梅の上にかぶせていった。
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赤じそを干したものは、梅酢には梅だけを戻し入れた。
さっと赤みが増して綺麗。たぷんたぷんと気持ちよさそう。
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干した赤じそは、そのまま保管しておき、
都度都度細かくして「ゆかり」にする。

完熟破れ梅を梅酢に戻してしまうと、
一気にふやけてしまうことに途中で気がついた。

急遽、梅酢に戻すのを中止して、
破れ梅たちはこちらの瓶へ。
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半干し梅といったところ。

梅干しの作り方は本当に様々で、土用干しも様々。

梅酢に毎日漬けながら干す方法もあれば
最後に梅酢に戻し入れるだけの方法も、
そして梅酢は別保管して、梅は梅だけで保管する方法も。

そのどれが一番好みの仕上がりになるか、
来年はもうちょっと気持ちと時間に余裕をもって
挑戦してみたい、と今のところは思っている。


* * * お知らせ * * *

・【話す・聴く・気づきのワークショップ】
お金の話って赤裸々にしにくいところもあり、
ましてや人様のお宅の経済事情ってなかなか訊きにくい。

あんな暮らしをしてていいなー、お金はどうしてるんだろう。
こんな暮らしがしたいなー、お金もかからないんだろうなー。
などなど・・・

静かに思いを馳せる時間を持ちたいと考え、
次回のテーマはこちらに決めました。
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あなたの暮らしは幸福ですか?
それは、どのくらいお金で左右されますか?


今回は試みとして参加費を設定せず、
ドネーション(寄付)方式で開催します。ドキドキ。

話す・聴く・気づきのワークショップ自体が
気になっているけど、なかなか腰があがらなかった方も
この機会にお気軽にご参加いただければ嬉しいです。


・【こぐま塾】7月集合日レポート アップしました。
 夏はひたすら草刈り、草刈り・・・
 自然農ならではのポイントもまとめていますので、
 振り返りにお役立てください。
ラベル: 常備薬 保存食
posted by miya at 21:47| Comment(0) | 丁寧に暮らす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする