2015年08月11日

嬉しい味

「こーんなでっかいきゅうりがとれたよー!」
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農園集合日、
実習畑から収穫されたきゅうりを手に
興奮ぎみの長女。

収穫の喜びをもっと味わいたくなったらしい。

自分で種イモを植え、草刈りをし、頑張って育てたジャガイモを
「ちょっと掘ってくる!」と駆けだした。

秋田ばーばに持ってってあげたら、おいしくてびっくりされたねー」
「まだ土の中に残っててよかったぁー」
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畑の一定区画を、きちんと自分の畑として気にかけて
収穫までやり終えたのは、この5歳の夏が初めて。

畑の野菜に対しても、前よりも少しずつ
主体的な何かを感じるようになったようだ。


きゅうりを浅漬けに、と思って切ったあと
ひと切れ味見したら、あまりにも甘くて驚いた。
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これはこのまま食卓行き決定。


何の水分も与えられず、雨だけが頼りで、
その雨も最近はほとんど降ってない。

きゅうりって、肥料をあげれば肥料の味がする。

だから、自然農のきゅうりは本当においしいんだけど
食べるまで、きゅうり本来の味って知らなかった。(2年前です)


蒸してねっとりほっくりのジャガイモと、スライスしただけのきゅうり。
他にも、畑のとうもろこし&ニンジン、残り物のおかずも加えて。
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夫「ジャガイモ、うまーい!」

娘「えへへ。まいったなー。足りないなー。
  ごめんよ、来年はもっといっぱい植えるからさ〜」

照れつつもこんなことを言ってみせる。


毎日暑くて、家にいるとキーキー言うことも多いけど
朝と夕方、畑に行く日は、大人もやりきった感があるし
長女も何かしら発散されるらしい。

(試しに今日一日、家にいたら
 やたらと母娘の口喧嘩が多かった・・・反省)


ジャガイモの収穫に、大豆の草刈り、オクラの収穫に加えて
お盆が明けたら秋野菜の種まきが待っている。

これからも、家族全員で行こうね。


* * * お知らせ * * *

続々と、畑から掘り出しております。
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自然農ジャガイモ2015 通販・直販 いよいよスタート!


お得なセットをご用意しております♪
つくば市内の方は直接お渡しできますのでご相談ください〜


それでは、また!
posted by miya at 23:14| Comment(0) | 自然農 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月10日

逃げてと言ったところで

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 もうすぐここは薬が撒かれて
 みんな死んでしまうんやから。

 早く他のところへ逃げなー。

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つくし農園としてお借りしている土地の一部エリアが
地主さんのご意向があって、慣行農の畑に戻ることになった。

執着しても仕方がない、と秋から何度も聞かされた。
人様の土地をお借りしている以上、そういうことは当然だと。

ここ数年、特に豊かになってきたその畑を
夫は更地に戻すべく、全て刈り払い、刈り草を運び出し、
最後にはトラクターで耕して地主さんにお返しする。
(詳しくはこの記事にも書いてあります)

私のにんじん畑も、
夫の草刈り機で全面を刈られたあとは
土を両手で掘り返すだけで簡単に出てくる。

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このあたりは、手でほわほわと掘れるくらい、
柔らかくて豊かな土になっている。
それもここ2年ほどでぐっと豊かになったとのこと。

土を動かすたびに
無数の小さな生き物たちがわらわらと逃げまどう。
アリよりもずっと小さな、砂粒みたいな微生物や
それ以上に小さくて目に見えない数多の生命。



羽のある虫たちは既に棲みかが壊されて、きっと逃げただろう。
足のある虫も、トラクターの地響きを感じて逃げると思う。

でもミミズはトラクターでひとたまりもないだろうし、
土の中の微生物はきっと、土壌消毒で死んでしまう。



慣行農を敵視するわけではない、と書くと心に対して嘘になるけど
間違いなく、折々に、慣行農の恩恵を受けてここまで生きてきた。

だからこんなときに片側に立ってもう一方を指差すことは
ちょっと卑怯だろうな、という後ろめたさがある。


ただ、目の前のふかふかの土と、無数の虫や小動物が
これから消えるのだという確定した未来に、

32歳にして、やっと自分ごととして、
慣行農のしてきたこと、父の勤める農協や農業界のこと、
津波のように自分の中に押し寄せてきた。


土を掘り、ニンジンを拾い集めながら
ずーっとずーっと考えた。


農家さんが野菜を作るのは、お金になるから。
農協が農薬や肥料を売るのは、お金になるから。
企業がそれらの商品を売るのは、お金になるから。

自然農を否定されるのは、お金にならないから。
収穫が多くないとやる意味がない、それは本当なのかな。

ソーラーパネルを設置するのは、お金になるから。
てんぷらカーが増えないのは、お金にならないから。

住宅地とマンションができるのは、お金になるから。
森や林を売り払ってしまうのは、お金になるから。
酸素を生み出し空気を冷やす森や木は、お金にならないから。

お金になるか・ならないかを基準にしなかったら。
100年後の環境が守れるか・守れないかを基準にしてみたら。
子ども達が未来を生きるのに困るか・困らないかを基準にしてみたら。



色んな思いが混じり、濁って、でも捨て鉢にならず、ヤケクソにならず、
静かな希望を抱いていたい、そんな気持ちを写し取ったような夕暮れ。

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* * * お知らせ * * *

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あなたの暮らしは幸福ですか?
それは、どのくらいお金で左右されますか?


今回は参加費を設定せず、ドネーション(寄付)方式で開催します。
この機会にお気軽にご参加いただければ嬉しいです。


* * * まかない日記 * * *

家でミニトマトを切り、ガーリックオイルと塩とお酢でマリネして
畑で仕上げようと思って持ってきた。
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畑のバジルをちょいちょいっと使わせてもらった。
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美味しいパンに挟んで、簡単な夕食。
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陽が落ちる前に片付けて帰宅、お風呂、就寝。
畑で食べるとそれだけ簡単でいい。
posted by miya at 16:17| Comment(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月08日

誕生日は好きなことを


「朝から餃子100個焼いて食って
 庭で流しそうめんして昼間っからビール飲みたい」

夫の誕生日、希望はこんな過ごし方だった。

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このところ夜明けから畑に出て草刈りし続けている夫は
誕生日当日も、日の出から9時すぎまで畑。

戻れば自分で(!)流しそうめんの準備。
竹を割り、長女と一緒にカンカンコンコンと加工していく。

これが完成品。
長女は生まれて初めての流しそうめんに大興奮。
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私はひたすら野菜を刻み、ひたすら餃子を包む。
150個作るつもりで、レシピ2種類を用意してあった。
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混ぜたり包んだりしている間に、
夫は実に三ヵ月ぶりのBlog更新をしていてビックリ。
(誕生日を迎えての新たな宣言はこちら⇒ 自然体宣言

じゅうじゅうと焼きあげて、どんどん盛り付ける。
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長女は竹加工に目覚めたらしく、竹を割ったり切ったりして
逞しい竹箸を3人分こしらえてくれた。

途中で「できない〜」「難しい〜」が出たのに
パーティーのテンションなのか、見事、泣かずに完成させた。

流しそうめんを始めたら、食べるのが何よりも大好きな長女が
「流す人」に強く惹かれたらしく、張り切って流してくれた。
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めんつゆは前夜からだし醤油を仕込んでおいて、
当日ひと煮立ちさせたものを水で割るだけ。
昆布、干し椎茸、圧削り節。だしの旨みがたまらない。
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薬味のみょうがは畑から夫が、
青じそは庭から長女が、それぞれ収穫してくれたもの。
自然農の薬味は、味と香りのパンチがすごい。

次女は特等席でゆったりと。
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食事がはじまるまでは、みんなが庭でバタバタ準備していたので
次女には後ろに写っているプールに入っていてもらった。
水を1cmだけ張っておいたら、のんびり遊んでくれて大助かり。


柿の木が今年はゆったりとしだれてくれて
(正確には、ヤギをここに配備しないよう気をつけたからだけど)
天然のタープのように快適な木陰を提供してくれている。
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流しそうめんを堪能し、餃子を食べまくり、
ビール(夫)とノンアルコールビール(私)で昼間っからご機嫌になり
午後はリビングでごろごろ昼寝した。

夕方はシャワーを浴びて、昼に残ったそうめんとトマトで軽く夕食。
それからお誕生日ケーキのお出まし。
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朝起きたら急に作りたくなって、
いただきものの桃を使ったケーキを焼いた。
よぉーく冷やして、ひんやり食感で楽しんだ。

子ども達が眠ったあとは、〆の餃子&ビールで大人の時間。
誕生日を締めくくる最後のひと口。
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夫がとっても幸せそうで、良かった良かった。


誰かが外に勤めていたり、子供が保育園に通っていたりしたら
平日の誕生日当日、昼間っからこんな過ごし方は
なかなかできなかったかもしれない。

現に2年前はまだ私が研究所のパートに出ていて、
長女も保育園に入っていて、まずそうした“外部ありき”だった。

家族のイベントが隙間(夜や休日)に押し込まれる、あの感じは
完全に自営業、完全に家庭保育の暮らしに舵を切ってから
すっかり遠いものとなっている。

暮らしを変える勇気や、「当たり前」を疑う勇気、
「普通」をやめる勇気なんかを、夫はずっと注ぎ続けてくれている。

ありがとう。


* * * お知らせ * * *

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あなたの暮らしは幸福ですか?
それは、どのくらいお金で左右されますか?


今回は試みとして参加費を設定せず、
ドネーション(寄付)方式で開催します。
この機会にお気軽にご参加いただければ嬉しいです。

posted by miya at 23:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする