秋田に行けば、毎晩ずっとお酒を飲んで語っている。
足が悪く、女手しかない家にせっかく訪問しているのだからと
毎回、何かしらの男手仕事をやってもらう。
今回は桜の剪定。
私たち姉妹も子供の頃は、毎年高知から秋田にやってきて
長い夏の滞在中、この木の下で遊んできた。
今や、隣家や後ろの畑に覆いかぶさるほど枝を広げて
最近の祖母の悩みの種だったらしい。
自分で桜の木に登ろうとしては、娘に止められてきたとのこと。
おばあちゃん、85歳。登らなくて良かったね。
秋田ばば(ひいばあちゃん)にくっついて、長女もやんややんや。
「植木屋さんに頼むと5万円もすんだー」
「じゃー4万くらいいただこうかな♪ ぶっはっはっは」
大笑いで賑やかに作業している二人。
面白いなー。
先立たれたり、離婚したり、未婚だったりで
どの夫も不在だったこの一族。
三年前から、唯一の男手がうちの夫となっている。
「miyaちゃんいい人と結婚したなー」
でしょ。お役立ちでしょ。
東北出張のついでに里帰りした、うちの母。
長女にとっては、高知で3歳まで一緒に暮らした
熱烈ぞっこんのばーば。ここぞとばかり、甘えまくり。
ちょっと離れた場所から、桜の剪定をご観覧。
孫たちはずっとばーばとくっついています。
秋田に帰ると、誰も彼もがちょっと緩む。
そんな、秋田ばばのおうちです。
ラベル:じじばば