2015年07月28日

もったいない8 ピクルス液

ご近所さんから大量の、本当に大量の茄子をいただき・・・
毎日おいしく、片っ端から、怒涛の勢いでお料理しています。

先日、長女にタライいっぱいの茄子を運んでもらい
ヘタ取りと洗いをお願いしておきました。その数、12本。

全部薄切りにして、
ぴっかぴか灼熱のお日様のもとで干すこと5時間。

しんな〜り、くたっとボリュームダウンした茄子たち♪
旨みがぎゅぎゅっと濃くなりました。
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取りこむそばから、抱っこの次女が掴んでは食べていました・・・
柔らかい切干大根みたいで、確かに美味しいんです。


大好きな干し野菜の料理本を引っ張り出して、
さて、干したものの、何にしようかな?とページをめくります。

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干し野菜のすすめ

有元 葉子 著


網でさっと焼いてマリネするレシピを見つけました。

お!冷蔵庫にあるピクルス液の残りでやってみよう!
ふむふむ、茄子4本分か。
こっちは3倍の12本、網で焼いてる場合じゃないやん。

どうせマリネ液にオリーブオイルが入るからと、
一気にフライパンでソテーすることにしました。
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12本分ですよー。干せばフライパンに収まるんですねー。

油を入れすぎないよう、ほどほどにして炒めます。

ここでピクルス液の登場です。(拍手)
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Roji菜園テーブルさんの、コース料理に出てくるピクルス。
これは!と思う美味しさで、瓶詰めで買って帰れるので
自宅用に、手土産用にと重宝しているのです。

大切にちびちびとピクルスを食べきったあと、ピクルス液が残り
長らく冷蔵庫で出番待ちしてもらっていたのでした。

フライパンにくるーりと注ぎ入れます。
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さぁ滲みこんで〜!ざっざとかき混ぜます。
味見をしたら、予想以上の美味しさで、調整不要!

もうええやろ、と瓶に移して記念撮影。
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ミントと一緒に盛り付けると、味がくっきりしておいしいそうです。

この時点で「味、もっと滲みこませたいなー」と思いなおして
いくらかはフライパンに残して、しばし放置・・・
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最終的にはピクルスの瓶ぎっしり、12本の茄子が納まりました!
干し野菜って素晴らしい!!

水分が出ないから、日持ちするお惣菜になります。
干してある分、ピクルス液の味のバランスが薄まらないのが嬉しい。
おかずに、おつまみに、サンドやパスタの具にと、大活躍しております。

そしてピクルス液の活用法、今のところこれが一番お気に入り。
市販のピクルス液も残っているから、また作ってみよう。


酢漬け関連の“もったいない”記事:
しりとり料理:酢漬け編 ・もったいない7 甘酢漬けの汁  ・もったいない6 浸け汁



* * * お知らせ * * *

秋のワークショップ開催日程が決まりました!

詳細ページは後日アップ予定です。
お楽しみに〜^^
posted by miya at 23:13| Comment(0) | 暮らしの工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月21日

秋田の夏(2) 海と蟹

秋田の道の駅には、
なぜかやたらと温泉が併設されている。

秋田ばばの家は海の近くで、道の駅も近くに複数。

この日は海で遊んでから温泉に入って帰ることになった。
レジャーが何かと集約している道の駅である。

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ざぶーん。ざぶーん。

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生まれて初めて海を見たとき、怖くてわんわん泣いたっけ。
波の音にさらわれそうで怖くなったのだ。

次女も、顔をくしゃくしゃにして夫にしがみついている。

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その向こうで秋田ばばとその娘たち(私の母とその妹)は
カニをほじくっている。今夜はカニの素揚げなのだ!

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母たちが子供の頃は、姉妹で海岸に来ては
カニをたくさん捕まえて、晩のおかずにしたそうな。


夫に次女を抱っこしてもらって、気がつけば・・・

ずいぶん入ってるね。

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少女のように清楚なおばに荷物をまかせ、

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狩猟系の母と私は目を爛々をとさせて海岸を漁る。

ずっとずっと遠く、
テトラのほうまで行ってカニと死闘を繰り広げた。


捕まえた大小のカニを手に戻ってきてみたら、
おむつ一丁の次女がべそをかいていた。

おむつで砂浜に置いてあげたら、砂まみれになって、
海で洗ってあげたら、泣いたんだそうな。

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してやったり、の夫の顔ったら!


砂浜を見下ろしながら温泉に入り、カニの傷を癒し、
秋田ばばの家に戻った。


カニが揚がっていた。

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小さいカニは食べやすいから、1〜2cmのも捕った。
大きいカニは欲が出て手を出したら、ハサミで逆襲された。

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生きたまま揚げられたカニの恨みを長女が表現。

食べると必ず誰かが「いでででで!はさまれたー!」と大騒ぎして
賑やかに夕餉を楽しんだのでした。



posted by miya at 21:31| Comment(0) | ふるさと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月19日

秋田の夏(1) 男手

夫は、私の祖母と仲が良い。
秋田に行けば、毎晩ずっとお酒を飲んで語っている。

足が悪く、女手しかない家にせっかく訪問しているのだからと
毎回、何かしらの男手仕事をやってもらう。

今回は桜の剪定。
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私たち姉妹も子供の頃は、毎年高知から秋田にやってきて
長い夏の滞在中、この木の下で遊んできた。

今や、隣家や後ろの畑に覆いかぶさるほど枝を広げて
最近の祖母の悩みの種だったらしい。

自分で桜の木に登ろうとしては、娘に止められてきたとのこと。
おばあちゃん、85歳。登らなくて良かったね。


秋田ばば(ひいばあちゃん)にくっついて、長女もやんややんや。
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「植木屋さんに頼むと5万円もすんだー」
「じゃー4万くらいいただこうかな♪ ぶっはっはっは」

大笑いで賑やかに作業している二人。
面白いなー。


先立たれたり、離婚したり、未婚だったりで
どの夫も不在だったこの一族。

三年前から、唯一の男手がうちの夫となっている。


「miyaちゃんいい人と結婚したなー」

でしょ。お役立ちでしょ。



東北出張のついでに里帰りした、うちの母。
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長女にとっては、高知で3歳まで一緒に暮らした
熱烈ぞっこんのばーば。ここぞとばかり、甘えまくり。

ちょっと離れた場所から、桜の剪定をご観覧。
孫たちはずっとばーばとくっついています。
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秋田に帰ると、誰も彼もがちょっと緩む。
そんな、秋田ばばのおうちです。

ラベル:じじばば
posted by miya at 07:08| Comment(0) | ふるさと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする