2015年07月31日

ブルーベリーを探せ

娘二人と一緒に、夫の秘密の(?)果樹園へ。

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うーむ、誰が見たって耕作放棄地。

敷地の境界線付近はたっぷりと除草剤が撒かれ、
熱気で薬品臭が立ち昇ってきます。

しかし、この草むらの奥には
自然農のブルーベリーやリンゴなどが植えられています。

あっ、見えた!
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自然農というか、かなりの度合いでほったらかし、かも。
(私もそろそろ、草刈り戦力として夫の片腕にならねば)

それでも毎年、美味しいブルーベリーを収穫しているので
この夏も、「そろそろどうかな〜」とやってきたのでした。


うーん。まだまだ熟していないねぇ。
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「ずっと奥の方の木は、実が黒くなってるみたいだよ!」
そう告げると、俄然やる気が湧いてきたらしい。


灼熱の太陽にも負けず、
甘美なブルーベリーに出会うため
ひたすら鎌をふるい続ける娘!

なんて健気なんだ!
なんて食いしん坊なんだ!

額に汗をたらし、せっせせっせと刈り進んで・・・

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道の左側には、小さなブルーベリーの木が4本現れました。
ずいぶん頑張ったねぇー。

抱っこの次女もぐずり始め、
長女にも疲れが見えてきたので
ここで終了となりました。


これでブルーベリー街道は半分まで完成。
また次回、あと半分を頑張ろうね。


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結局、草むらから救出したどのブルーベリーも
赤い実ばっかりで、せいぜい紫色の硬いのがいくつか。

少し肩を落として果樹園を去る間際、
偶然、私の目の高さに、真っ黒く熟した実を発見した。

「ここに熟したの、いっこだけあったよー!」
「えー!! 食べるうぅぅぅぅぅぅ!!」

疲れも吹き飛んで駆け寄る娘。
お口にポイと放り込んであげたら、

「あまぁぁぁ〜〜〜〜い♪」

ずうっと草刈りをして、やっと見つけた
ひと粒のブルーベリー。

それはそれは、美味しかったようです。


* * * お知らせ * * *

・こちらの記事に追記しました。
 圧力鍋を保温調理する
 玄米でも、加圧1回で保温調理30分で大丈夫でした!
 色々アバウトになると気持ちが楽ですね〜

・ジャガイモの通販を開始しました♪
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自然農ジャガイモ2015 通販・直販 いよいよスタート!



* * * まかない日記 * * *

どうにも火を使いたくない暑〜いお昼、
困った時用のライ麦パンでサンドイッチ。
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テラスで食べると主張する娘のために、
お弁当仕様にしました。

具は、どれもレモン塩とドライバジルで和えたキャベツをベースに

・長ネギのマリネ
干し茄子のマリネ&カレー粉&トマト
・自家製アンチョビ&トマト

の3種類。旨みと旨みの共演です。

いやー、作り置きおかず最高!保存食素晴らしい!
と自画自賛の美味しさでした。

ごちそうさまでした〜♪

posted by miya at 11:59| Comment(0) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月30日

うなぎの記憶

先週、土用の丑の日に食べたうなぎ。

いつも遊んでた小川には、うなぎがいっぱいいるから
去年まで、高知の実家からたくさん送られてきていた。
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川の岩かげから、ぬっぬっと顔を出すうなぎ。

ずっと下流、市街地の堤防や枯渇エリアを考えれば
どう考えても海と行き来ができそうもない。

どうして山奥に暮らしているのか、どうやって増えるのか、
どうしても分からないんだけど、身近な存在だった。


子供の頃、一番最初に覚えた捌き方がうなぎの捌き方だった。

首に突き立てた千枚通し(キリ)を渾身の力で押さえ続ける。
しっぽの付け根も同じように千枚通しを突き立てる。

暴れる巨大うなぎには、まな板3枚使って捌いた。
切り身になってもまだピクピク跳ねる様は、凄まじかった。

うなぎの身は白焼きにして、蒲焼きにした。
頭と背骨と尻尾は、油で素揚げにして、塩胡椒で食べた。
パリパリと旨みのある、うなぎ煎餅。


夏祭りは、大量のうなぎをみんなで捕まえる
「うなぎ掴み競争」が当たり前だった。
中学校に行くと、余所はそうではないことを知った。

うなぎを掴むのには首元、えらのすぐ下。
それで前に逃げるから頭のほうに袋を構えれば
だいたいうまく捕まえられた。


高知の山のほうでは、川でモクズガニを捕まえる。

各自オリジナルの、罠みたいな金網のカゴを仕掛ける。
設計にあれこれと苦心するのがおんちゃん達の常だ。

家で食べるうなぎは、捕ろうとして捕れる訳ではなく
モクズガニ用の罠に入ってきてしまう、不運なうなぎ達だ。

魚屋でたっぷりもらってくる、大きなアラに惹かれて
モクズガニもうなぎも、よく捕れる。
そしてカゴの中でエサをたっぷり与えられ、よく肥える。


台風銀座の高知では、川がよく荒れる。

まず川へ「カニを見に行く」のが
これまた山のおんちゃん達の常であり、

「危ないからやめちょき」と止めるのが
山のおばーちゃん・おばちゃん達の常である。

それぐらいカニのカゴは、宝箱なのだった。


ふるさとの夏祭りでは、おんちゃん達がみんなして貯めたうなぎが
文字通り「大放出」されるのである。



去年、天然うなぎが絶滅危惧種になった。
何の冗談かと思ったけど、本当のことだった。

捕らなくすれば守れるのか、と考えたら
護岸工事の施工内容や、堤防の作り自体を
見直さないと無理なんじゃないかなぁと思う。

でも、実際にふるさとの山奥にはうなぎがいる。
そういった研究をしたい人がいたら、
色んな事がわかるかもしれないのだけど。


昨年の秋に禁止されるより前に捕ったものを、
親は食べずにずっと冷凍してくれていた。

これが最後かもしれない。


田舎者の、うなぎの話である。


関連記事:
自然環境を考える絵本(うなぎの棲む小川は、処分場よりも上流)


追悼記念:うなぎの登場した記事と写真
posted by miya at 11:28| Comment(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月29日

まいにちプール

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夏の終わりには6歳を迎える長女、
柿の木の木陰でせっせと水を張って、足場やらなんやら用意して
毎日、お庭のプールで遊んでいます。


この日は1歳2カ月の次女もプールデビュー。
手拭い二枚を使って、急拵えの水着を作りました。

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なんだか外の様子にわくわく。
あたしもついにこのときがきたのね〜

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家にいても、一日に三度はお風呂場で水遊びする次女は
シャワーも頭からざぁっとかけて洗っているし、
どうも水との相性がいいみたいです。

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長女が通っていた高知の保育園では、暑い土地柄か、
夏の間じゅう毎日毎日、プールでした。
でもつくばに越してきて入ったのは、プールがない保育園。

お高い外部委託(スイミング教室の施設までバスで通う)で、
月2回、夏に計4回だけのプールだったなぁ。

咳、鼻水、ケガ、体温の測り忘れ、
保護者のハンコ漏れ、荷物の一部不足・・・

何かあればすぐに「ダメです」「園でお留守番ね」。園で子ども大泣き。
こんなに楽しくない夏、こんなにストレスなプールなんて要りませーん。


長女の保育園をやめて、家庭保育に切り替えてからは
なーんのストレスもなく、毎日存分にプール遊び&水遊び。

「暑い〜」「プール行っといで〜」 楽ちんです。
しかも井戸水で、塩素消毒の心配もいらない。


川で泳いで育った私としては、
近所の小川で泳がせてあげられないのはちょっと残念だけど、
せめて毎日、好きなように水で遊んでほしい。

冷えたら自分であがって、陽に甲羅干しして。
自分の身体を調節できる感覚を磨いておくれ。

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* * * お知らせ * * *

・8月2日(日)のつくいち、雑草屋はお休みです。
・もうすぐ自然農ジャガイモの通販開始でーす。

 雑草屋本舗、なかなか更新できていなくてすみません!


* * * まかない日記 * * *

庭の、長女の畑で育ったジャガイモをスープにしました。
植えてなくて、野菜くずから芽生えたらしい。
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あと、あちこちに生えている青じそを40枚摘んでもらって
万能な青じそソースを作り、お手軽パスタに。

ごちそうさまでした!
posted by miya at 14:28| Comment(0) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする