すっかりご無沙汰しておりました。雑草屋の嫁です。
5月の話ですが・・・
たけのこを、たーくさんいただきました。
おじいちゃんがたった一人で30本以上掘り上げて
次女のお誕生日にどどーんと持ってきてくれたのです。
テラスに山盛り。
一番長いものは、長女の背とぴったり同じ。
おじいちゃん(義父)は黙っていたけど
きっと、長女の喜ぶ顔を想像しながら掘ったと思う。
取りかかったのが夕暮れ前。
親子で皮むきに挑みました。
夫と長女が即興で歌います。
むくむくむくむくむっくむく〜♪
けむしー!
たけのこー!
絶妙なリズムのBGMを楽しみながら
ひたすら剥いて、剥いて、剥いて・・・
32本ありました。
夜になってしまったので、とりあえずリビングにごろごろ。
その夜は塩を擦り込んでホイルで包み、オーブンで焼く方法で
10本ほど下処理を終えました。
(でもこの方法、掘りたてを即座にやらない限り
アクが全然抜けないって、後で気がつきました〜(涙))
残り22本。
諦めて就寝して、続きは翌朝取りかかりました。
鍋に切ったたけのこ、米糠、唐辛子と水を入れて
ぐつぐつ2時間煮ることにしたのですが
絶対にガス代がえらいことになるので(味噌作りで懲りました)
お庭で焚き火デーを過ごすことにしました。
夫にかまどを組んでもらい、家中の鍋を総動員して
片っ端から煮ていきます。
味噌作りでも思ったけど・・・ ああ、大鍋が欲しい!
廃校になった小学校の鍋は、どこにいくんだろう?
お店を畳んだ人は、寸胴鍋とか羽釜とか、どうしてるんだろう?
買う前に、捨てられるものが巡ってくるのを想像してしまい
ついつい買い物を先送りにしてしまうのでした。
この日は偶然にも友人親子が遊びに来てくれたため
孤独な焚き火デーとはならずに済みました。
長女は遊んでもらい、焚き木の用意も手伝ってもらい、
次女は庭じゅうをフリーダムにハイハイで探索し。
わいわいと賑やかな様子を見ながら
かまどの前に座って6時間、火の番、たけのこの番をしました。
15時頃から雨が降り出して、焚き火は断念。
ここまでで煮たたけのこ、12本。
焚き火で2時間ほど煮たあとは、冷めるまでそのまま置いておきます。
これ以上、大きな容器はないし、風呂桶に入れるのは抵抗があったので
必然的に鍋がしばらく使えません。
皮をむいたまま1日経過した残り10本は、すっかりしわしわ。
ごめんよーたけのこさん、お義父さん。
(結局、“家族”で大切にいただくという意味で、
翌日にはヤギたちのごはんにさせてもらいました)
すすけて真っ黒になった鍋たちは
夜半に冷めてきたので、水を新しいものに変えて2〜3時間。
のつもりが、また夜中になったので朝まで浸けっぱなしでした。
たけのこが届いて3日目は、水に浸けておいたたけのこを
片っ端からスライスして10%の濃度の塩水に浸けていきました。
塩水に浸けること2〜3時間。
のつもりが、外出仕事があったので半日浸かってました。
昼過ぎに帰宅して、お昼ごはんやら片付けやら終えると
塩水漬けのたけのこを干していきます。
干し網3つと、平ざる2つに広げてお日様にあてました。
干し終わったのが夕方。夕日にぎりぎりまであてて、夜は縁側へ。
塩水につけているからハエが来ない、と思いきや
2日目くらいからハエが寄ってくるようになり
ボリュームも減ったことだし、干し網へ全て避難しました。
結局、雨が降ったりしながら4〜5日かかって干して、
やっと干したけのこが完成!
出来上がってから気づいたけど、
おじいちゃん、放射能の測定してない気が・・・(涙)
実際、たけのこは出荷制限のままらしいので
しばらくはソワソワと落ち着かない日々を過ごしていました。
そこで帰省がてら、オーブン焼きで冷蔵してあったたけのこを
いわき市へ持ち込み、検査してもらうことにしました。
(すごく簡単に検査できるそうです。→詳細はこちら)
結果は合格!!
スーパーで流通する基準よりも低い数値でひと安心。
大慌てで干したけのこを作って、順序が逆になってしまったけど
これで一年、安心してたけのこを使えるってもんです。
・・・という記事を書いてから、なかなかパソコンに触れず
気づけば梅雨目前!になってしまいました。
梅雨の湿気でカビないよう、除湿剤でも加えて保管しよう。