2015年04月28日

おむつなし育児 近況(9〜11ヶ月)

もうすぐ1歳になる次女。
“おむつなし育児”、続けています。

おむつを使わない育児という意味ではなくて、
時々はおむつを外して、
おまるやトイレで気持ちよく排泄させてあげる。

我が子が何を感じているか、何を伝えたいか
顔やしぐさ、様子から推し量るきっかけにもなるので
“排泄コミュニケーション”とも言われます。

ただし順風満帆とはいかないもので・・・
娘の成長に伴っていろんなことに直面しています。

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<おまるを嫌がる>

9〜10ヶ月の頃は、こまめにおまるに座らせていました。

うんちが朝晩の2回、またはどちらかの1回出るので
それはなるべく(布おむつを洗うのをラクしたくて)おまるに、
おしっこも可能なだけ座らせてうまくいってたんですが・・・

ハイハイで家中を移動するようになった11ヶ月目から
腹筋・背筋が強くなり、気分もムラができたのか
おまるに座らせても「ふんむーっ(怒)」と全身でのけぞる、のけぞる。

なんとなく座っているうちにチョロチョロ〜っと出る、
ということができなくなり、

昼間のおまるは
よっぽど本人が「出したい」ときしか座らない。
というのがこの頃の状況です。

朝のうんちはきっちり座って出してくれるので
そこは正直、助かっています。
(でも、布おむつに出してもがっかりしてはいけないそうです・・・)


<おまる中の集中力>

朝のうんちタイムは特にデリケートで
決まった場所(寝室の布団の中)が一番落ち着いて座ってくれます。
冬、毛布や布団でぐるっと巻いておまるをしていたので
その名残だと思います。

さらに9ヶ月になった頃から、
お姉ちゃん(5歳)が寝室にいると絶対にうんちが出ない。
お姉ちゃんがリビングやろうかに出ていって、やっと集中。

この傾向がわかってからは、おまる担当者以外は
静かに布団をかぶって過ごすか、寝室を出るようになりました。
長女はリビングの雨戸をあけたり、他のお手伝いをしたりしてくれて
次女はその物音を聞きながら、神妙に気張っている日々です。

9〜10ヶ月の頃は、
「何か出そう」というときはおまるにじーっと座っていて、
「何にも出ないよ」というときは、手遊びをしたり
背後の親にちょっかいを出したりでわかりやすかったのですが、

11ヶ月になって、「出る・出ない」に関わらず
おまる上で布団をいじくったり、あれこれ遊びはじめて
出ないと思いきや、しばらーく座り続けたらドドーッと出たりするので
判断が難しくなってきました。

とりあえず今は、全身でのけぞっても、泣かない限りは
何かいじれるものを触らせながらおまるに座ってもらい
それで何とか朝(or夜)のうんちだけはゲットしております。

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<排泄サイン>

まだ素直だった9〜10ヶ月の頃は
お腹いっぱい、眠くもない、抱っこも足りている、
という状況で「ゴガー!」と吠えたら間違いなくおまる所望でした。
これが彼女なりの排泄サインだったと思います。

でも、ハイハイで身体の自由がきき、動ける範囲が広がり、
興味津津であちこちを探求したい11ヶ月からは
遊び優先で布おむつにたっぷりおしっこをしています。

まぁ、遊びをやめさせてまでおまるに座らせんでも・・・
どうせ座っていないだろうし・・・
ということで、排泄サインがよくわからなくなっている今日この頃。
「ゴガー!」はただのおむつ交換サインになっています。


おっぱい飲みたいときぐらいはベビーサインがあるのですが
「おまるしたい」のベビーサインは特にはっきりとなくって
一緒に過ごしていく中で、見つけられたらいいなーっと
ぼんやり考えています。


大人が大変なとき、ストレスなときは
無理に“おむつなし育児”をやらなくてもいいと思います。

と同時に、おまるに座ってもらって、大人が抱っこで支えていると
なんともいえない癒しタイムになることもあります。

色んな家事も仕事もあるけど、立ち止まって休憩にもなるし
おまるで抱っこして、はぁ〜可愛いねぇ〜とメロメロできるし
いま、結構しあわせだなーって気づかされることがあります。
しかも手洗いする布おむつが減るので一石三鳥。

これからも続ける気がします。
また折を見てご報告しますね〜。


「おむつなし育児」関連記事:
おむつなし育児 近況(8ヶ月) [2015/01/27]
おむつなし育児、再び [2014/12/23]
おむつなし育児に初挑戦 [2014/10/17]



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2015年04月25日

柿の若葉

子どもの頃から、柿の若葉に見とれてしまう。
桜の次に見頃を迎えるのは、柿の若葉だ、と思う。
敬愛していると言っても過言ではない。

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しなやかで黒っぽい枝に
やわやわと透明感のある黄緑色の若葉が伸びて
それがあちらこちらの家で「春だよ」「ここだよ」と言っている、
それが柿の若葉。


庭に、柿のある家でよかったと思う。
リビングを若葉がのぞきこんでいる幸せ。

借家だけど、色んな木や草が伸びていて
そのひとつひとつに、力をもらって生きている。


さて今日はこぐま塾アグリコースの集合日
塾生のみなさま、田んぼでお会いしましょう♪


* * * お知らせ * * *

5月のワークショップ予定をアップしています。
気になるテーマがありましたら、どうぞいらしてください。

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自然や農作物、社会やテクノロジーに対して
人はどうあるべきでしょうか。


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ふと立ち止まり、思いを巡らせる。
すべてに可能性があり、否定する必要もないのです。


新しいチラシも刷り上がったので、そろそろ配りたいなぁ。


さて!
お弁当作って田んぼに向かいまーす。
ラベル:
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2015年04月21日

雨の絵本、カエル・かたつむりの絵本

春の雨が続きますね。

洗濯物を担う主婦としては、空と毎日にらめっこですが
春の雨は芽生えに欠かせないし、
雷は稲を育てる(いなづま)と言いますし。恨みっこなしです。

天水田と呼ばれる、自然の沁み水・雨水だけで営む
つくし農園の田んぼには、蛙の卵がいっぱい。
これからおたまじゃくしの季節です。

家の周りにはたくさんのかたつむりが。
道路をゆっくり歩いているのを見つけると
つい庭へ運んでしまいます(車が心配で・・・)。


今日はそんな季節を感じる絵本を集めてみました。

【雨・雷の絵本】

あめがふるとき、本当に、ちょうちょうはどこにいくのでしょう。
優しく柔らかな語り口。
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あめがふるときちょうちょうはどこへ

メイ・ゲアリック (著), レナード・ワイスガード (イラスト)
大人が答えをネットで探して教えるのではなく、
ちょうちょうの行方に思いを馳せる、
その叙情を大切にしてほしい絵本です。

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雨を窓からずーっと見あげていた、子供の頃を思い出します。
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あめのひ

ユリー・シュルヴィッツ (著, イラスト), 矢川 澄子 (翻訳)
雨が降って小川になり、川から海に流れ出して大きな波になる・・・
幼い私に、そんなことを教えてくれた絵本でした。

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こちらも水のめぐるお話。
液体・気体・固体と変化するしずくを追いながら
水の性質が子どもにもわかるように描かれています。
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しずくのぼうけん

マリア・テルリコフスカ (著), ボフダン・ブテンコ (イラスト), うちだ りさこ (翻訳)
まっ、理科のことは脇に置いといて、
しずくのぼうけん、楽しいんですよね。

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いじわるで、きむずかしやのかばんねこが
かみなりさまの不思議なかばんを拾ってしまい・・・
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かばんねことあめふりかばん

はしもと ゆたか
色調が落ち着いていて、ストーリーはわくわくドキドキ、
大人も子供も楽しめる品のいい絵本です。

実はこれ、土屋鞄製造所が作った絵本で、
もう販売されていないのですが
古本屋さんなどで買うことができます。

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いたずら小僧のくさまおが、
村に雷を連れてくる雷獣と対峙する・・・

憂い、勇気、憐れみ、優しさなどがちりばめられた
琵琶湖の昔話をモチーフとした物語。
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雷の落ちない村

三橋 節子
なんて力強い絵だろう、と思いきや
ところどころ、白黒の絵のページがあってびっくりします。

三橋節子さんは画家でしたが、ガンで右腕を切断。
残された時間で息子のくさまお君を主役にした原画を描きました。
死後、同じく画家であるご主人が白黒の絵や文章を書き添えて
この絵本が創られたということでした。

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【カエル・かたつむりの絵本】

押しも押されぬ名作。
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ゆかいなかえる

ジュリエット・キープス (著, イラスト), いしい ももこ (翻訳)
卵、おたまじゃくし、そしてかえるになって・・・
今読むと天敵のこと、生態系のことも描かれているんですね。

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こちらは、新潟県北魚沼郡の池を取材して創ったという絵本。
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あまがえるりょこうしゃ―トンボいけたんけん

松岡 たつひで
図鑑の要素を多分に含みつつ、旅行会社を営むカエルを主役に
池の生態系を楽しく観察してゆきます。
ときどきリアルすぎて怖い?でも面白いのです〜

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格調高い純文学のような、画集のような一冊。
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でんでんむしのかなしみ

新美 南吉 (著), かみや しん (イラスト)
1つの詩と4つのお話が入っていて、そのどれを読んでも
新美 南吉さんの日本語は芯から美しい、とため息が出ます。

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ぴょっこぴょっこ ぺったぺった
ほわん ぷわん ぽよ〜ん。
がーこちゃんとかえるくんのお話。
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がーこちゃん あそぼ

作・絵: ユー・ロン 訳: たがきょうこ
長女が1歳の頃に図書館で出会い、気に入って購入。
美しい色調の切り絵と朗らかなストーリー、
擬音表現の可愛らしいところがお気に入りでした。

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小学校の教科書に載っていましたねー。
がまくんとかえるくん、二人の温かい友情物語。
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ふたりはいつも

アーノルド・ローベル (著), 三木 卓 (翻訳)
うちにあるのは冬の物語ばかりの「ふたりはいつも」ですが
このシリーズ、いつか全部読ませてあげたいなぁと思っています。

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長女はこの頃、興味が児童書に移ってしまって
絵本をあまり読まなくなってきたのですが
やっぱり絵本には絵本の魅力がありますね。

字を覚えてしまうと「読む」ことに集中しがちですが
あぁ、「絵を楽しむ」期間をもっと持たせてあげればよかった・・・
と今更ながら寂しく思っています。

大人が絵を味わって過ごしていたら、興味を持ってくれるかな?
昼間、ゆっくり絵本でも開いてみよう。


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今日はいわき(夫の実家)から
おじいちゃんおばあちゃんが遊びに来てくれます♪

待ち切れず、長女はずっと庭で待っております(笑)。

ラベル:絵本 子育て
posted by miya at 11:56| Comment(0) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする