2015年03月18日

誰のための漂白か

この冬、塩素系漂白剤をやめました。
時々使っていたのです。

特に布おむつの黄ばみを白くするために
どうしても1週間に1回くらいは漂白が必要でした。

お風呂場で漂白剤に漬け置きしているときは
換気をして、長女には近づかないように言い渡して・・・


でも、これをずーっと繰り返すの?

環境のために粉せっけんで洗濯してるのに
この漂白剤を、生活排水に流すの?

よかれと思って布おむつにしてるのに
漂白剤で真っ白にする布おむつって?
毎日子供の粘膜に触れていいのかな?


違和感を感じて、さらに考えてみました。


『 誰のために漂白するのか? 』


かつての私の場合は、「白いと気持ちいいから」でした。

でも、つくばのこの家は井戸水で、鉱物系の成分が多いようで
ふきん類が必ず黒ずんでくるのです。

2年くらい過ごした頃にはもう諦めもついてきて
「白いと気持ちいいから」の感覚がなくなってきました。


もうひとつ、保育園に通っていた頃は
「他の人(特に先生)から“汚い”と思われないため。」
もありました。

黄ばみのある衣類で登園させると
先生に「漂白してあげてください」「ちーちゃんが可哀想」
なんて言われることがあるのでした。

これも、1年前に保育園をやめてからは
なーんにも気にしなくてよくなりました。


こうなると、布おむつをせっせと漂白しているのは
いったい何のためやら・・・

「 黄ばみ = 汚い 」の思い込みを捨てれば
漂白剤は、案外簡単に手放せるのでした。


それに、おむつなし育児のおかげで
うんちのおむつが格段に減って、黄ばみの原因がなくなったしね。


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そんな経緯で、うちのおむつは少し黄ばみがあります。

「あら!布おむつを使う人はほとんど漂白剤を使わないわよ」
と思う方もいるかもしれません。

でも、私の知っている布おむつライフは
母から教わったとおり、ピカッピカに白くする洗濯で
何の疑問も持たずにやってきたため
こうしてじっくりと直視して変えたことは、とても大きいのです。


ちなみに・・・
塩素系漂白剤をやめる、と決めたとき、夫が
シャボン玉石鹸の会社が作っている酸素系漂白剤を買ってくれました。

夫はときどき布おむつに使ってくれています。
でもパワーが緩やかなので、落ちたか落ちてないかよくわからない(笑)
使わなくてもいいかも、というのが私の印象です。


「環境」カテゴリの関連記事:
カタログの山に挑む 自然環境を考える絵本 暖房なし生活のメリット



* * * お知らせ * * *

平日ワークショップ、好評です♪
託児も個別にご相談ください。
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子育てをしているあなたは、どんな顔をしていますか?
3/26(木)のテーマは「子供と私」。



いつも新鮮な気持ちにさせていただく
LONOFER(ロノファー)さんの来訪。ありがとうございます。
いつも、夜のごはん&トークが楽しいです。
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自然農の農作業体験 「LONOF(ロノフ)」やってます。



* * * まかない日記 * * *

何度かLONOFで来てくださる方と、わいわい晩ごはん。
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庭のノビル、ムラサキハナナをお味噌汁に。
里芋とハヤトウリのエビあんかけ。お豆腐とキムチの卵とじ。
持参してくださったしいたけのソテー、美味しかったです!

お祝いにいただいた日本酒、
つくし農園の懇親会で集まった日本酒、
さらにLONOFERさんの手土産が加わって記念撮影。
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いいお酒は、翌日に残らなくていいですねー。
農園のみなさんも、LONOFERさんも、ありがとうございました!




posted by miya at 21:28| Comment(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月13日

もったいない7 甘酢漬けの汁

久しぶりに、もったいないシリーズです。

生姜の甘酢漬けの汁を使って
和風ホットピクルスができました。
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これがなかなかのヒット!

お魚のごま酢焼き(※まかない日記にて後述)をしたフライパン、
ゴムべらで丁寧に香ばしいごま酢を拭い取って、
あとでほうれんそうでも和えましょ♪ と思っていたところ、
あとに残されたフライパンが泣いておりまして。

拭い取ったとはいえ、
それなりにお魚の風味や油が貼りついていたので、
とりあえずフライパンにお水と昆布を入れ、火にかけました。

クツクツと泡が立ち、昆布が少し柔らかくなった頃に
使いかけのニンニクを刻み入れ、
香りが立った頃、水で戻した車麩を入れ、
お魚の旨みを吸わせるように麩をあちこちに巡らせたのち
生姜の甘酢漬けの汁をとっぽーん。 ぐつぐつ。

里芋、長芋、菊芋、白菜の芯、大根。
手当たり次第に台所にあった野菜をぼんぼん入れました。
昆布は一度取り出して細かく刻んで、また戻し。

実はこの時点で何を作るか考えておらず
「こりゃいかん、ゴールの見えん料理をしてしもーた」
と焦っていたのに、味見をしたら、美味しいじゃないの〜

結局、他には何も加えずに完成!
根菜類がコリコリの歯応えで、たまりません。
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美味しい調味料で甘酢漬けを作ってくれていた
過去の夫に感謝、感謝です。


朝は元気だったけど、昼からどよーんと暗い気分に。
くよくよ布団をかぶってました。

何にも作りたくなーい、と思っても、結局気晴らしは料理の本!

夜まで料理のことを夢想しながら、
無責任な母さんで過ごさせてもらいます。

Blog書いたらちょっと元気が戻ってきました〜
お付き合いくださりありがとうございました!


酢漬け関連の“もったいない”記事:
しりとり料理:酢漬け編

料理の“もったいない”関連記事:
もったいない6 浸け汁  ・もったいない5 カニを食べたら ・もったいない4 パスタ・うどんの茹で汁 ・もったいない3 米糠クッキング ・もったいない2 熟し柿は調味料



* * * お知らせ * * *

明日14日(土)はつくし農園の集合日&懇親会!ダーッ!
見学も受け付けておりまーす。

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自然農のある暮らし、始めませんか?
2015年度プレーヤー募集中!


このバナー、「募集開始」やなくて「募集中」にせなー・・・
と思いつつもう3月ですー。あっはっは。


* * * まかない日記 * * *

昨日も天気がよく、畑仕事の合間にお庭でごはん。
新鮮なイナダを1匹まるっと店先でさばいてもらって
ごま酢焼きにしました。
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ごはんとお魚が同じお皿に載っているのは
洗い物を減らしたかったからです・・・

庭先の野草を摘んで作ったお味噌汁も美味でした。
ごちそうさまでした!
posted by miya at 16:49| Comment(0) | 暮らしの工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月11日

焚き火で料理をしたい!

台所のガスを使わずに、調理したい。
それはずっと考えてきたことでした。

かまど、囲炉裏、ロケットストーブに薪ストーブ。
あれこれと検討して、賃貸のこの家に悶々として・・・。

でも、せっかくの人生ですから。

一年以上、ほわーんと脳裏にあった妄想を
今年は片っ端から楽しんでいくことにしました。


そういえば私、いつも夫に任せてばっかりで
自分で焚き火も、焚き火調理も、してないなぁ。
火や炭とお近づきになりたいなぁ。

「週1回は焚き火調理がしたい」
と夫に申し出てみると、翌日には庭がざざーっと整理され
台所の隣に、簡易かまど(?)が鎮座しておりました。

これは!!
今日やりたい!!

興奮して台所に向かいます。


貧血対策で買ってきたばかりの鶏レバーに
塩麹をたっぷりかけ、生姜をすりおろして下味をつけておきました。

ニラは刻み、もやしと一緒にスタンバイ。お味噌と菜箸も。
すき焼き用の鍋を持ち出して、いざ、焚き火調理へ!


幼少の頃は、庭で紙のゴミを燃やす担当だった私。
昔取った杵柄で、薪を(意外にも)順調に燃やしてゆきます。
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お鍋にレバーが浸かる程度の水を入れ、まずはお湯を沸かします。
燃えやすい枯れ葉やら細い材やらをぼんぼん入れて強火に。
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沸いたところへレバーを入れてグツグツ。
しばらくして、お味噌を加え、また煮込みます。

八割がた煮えたところへ、もやしとニラをどばばー。
フタをして煮込んで、はい完成!

レバニラ味噌煮込み〜
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長女が「焼きおにぎりしようよ!」と張り切るので
夫が今朝炊いてくれたごはんの残りを渡しました。

あら?あらら?
何も口出ししないほうが、スムーズじゃない!?
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職人の横顔。頼もしいです。

私も初めての野外焼きおにぎり。ちょっと緊張します。

熾火(おきび)を手前にかき出して
グリルから持ってきた焼き網をのせます。
高さが足りないので、そのへんの瓦で高さを出します。
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長女の握ったおにぎりが、じわじわと焼かれてゆきます。

私がおにぎりをひっくり返したり火力を調節したりしている間に、
夫と長女は、陽の当たる場所へ食卓をセッティングしてくれました。

出来上がった料理(レバニラ味噌煮込み、焼きおにぎり)を運んで
いっただっきまーす♪
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まだ5時前。なんて贅沢な夕食!
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炭火で焼いたおにぎりは格別。
夫が育てた自然農のお米も格別。
私が初めて焚き火で料理した味噌煮込みも格別。

満開の梅の花を見上げながら、青空と雲を眺めながら、
今日の幸せに頭の先まで浸ります。
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夫、幸せすぎて次女をぎゅむー。
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(こんな記事を書いてくれていました⇒ 幸せとは

他の形のかまども夫が用意してくれているので
また、天気のいい日はあれこれと焚き火調理を試していこうと思います。

燃焼効率や、空間的な問題も含めて、色々挑戦したい。

目標は、日常の食事を、焚き火で。
わくわくするー!



「非電化」の関連記事:
暖房なし生活のコツ [2015/02/09]
炊飯器なし生活 [2014/11/16]
電子レンジなしでごはんの温め [2014/04/21]
ほうきでお掃除 [2013/11/30]

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おうちでどんど焼き[2015/03/02]
焚き火おこし[2013/11/29]




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生きるって、食べるって、こういうこと。

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こぐま塾 2015年度アグリコース -いのちの田畑- 塾生募集中!



* * * まかない日記 * * *

おとといの夕食ですが・・・

長女が土鍋で炊いたごはん、
夫が大豆の茹で汁をアレンジした切干大根のお味噌汁、
私が作った豆腐と白菜のガッツリ系ソテー。
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豆腐は切って、テフロン加工のフライパンで両面を焼いて取り出します。
刻んだにんにく&生姜をゆっくり米油で炒め、豆腐を戻し入れ、
刻んだ白菜と共にじっくり、裏返しながら火を通します。

バター醤油味のイメージだったので、
醤油を回しかけて少し煮詰め、胡椒をふりました。

白菜が甘くて、豆腐はなめらか、でもガツンとしたボリュームおかずに。
ごちそうさまでした!
posted by miya at 22:28| Comment(0) | 暮らしの工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする