2014年04月18日

お産にじっくり向き合う

臨月になりました。

出産まで、あと一ヶ月あるとは限りません!
お産が早い家系なので2〜3週間前倒しも、スピード出産も覚悟。
(それなりに普通のお産も、緊急事態も覚悟)


妊娠やお産は十人十色でとってもデリケートなので
話題の取り上げ方を悩むテーマなのですが。

とにかく誰もが、自分の納得する方法で
過程と結果を噛みしめるのが一番よいと思っています。



かつて、初期流産を経験したあと、
妊娠検査薬なんて早くから使わなければいいと心底思いました。
生きるなら生きるし、だめならだめだし、妊娠三ヶ月頃に検査しよう、と。

すると次の妊娠時、病院からすごく叱られます。
例えば「もっと早くに来院しないと分娩は予約でいっぱいなんです」と。


また、稽留流産だと必ず手術で摘出になります。

摘出された小さな命の抜け殻はどうなるのか、手術台で訊きました。
「医療廃棄物として処理されます」の答え。

わざわざ初期に検査して調べ、初期に手術して摘出して。
稽留流産を二度して、何かが違う、と二度とも思いました。


結果的に順調だった妊娠についても
妊娠五ヶ月頃まではずっと、我が子に向けて
「もし生きるなら、精一杯生きなさい」と念じていました。
期待しすぎないように、気持ちを低く保ちながら。




ご紹介したい本が2冊。

shiawase-osan.jpg
「幸せなお産」が日本を変える

吉村 正 著

bunbendai-sayounara.jpg
分娩台よ、さようなら―あたりまえに産んで、あたりまえに育てたい

大野 明子 著
※吉村先生の論調がぶっ飛んで見える人にはこちらが具体的で現実的


これらの内容は極端にも見え、
産科医療を全否定している等の批判はあるかと思いますが
感情的にならず、冷静に読めばそれでいいかと。

流産、出産、流産の順に経験して
病院に長く通った私には、とても参考になりました。


娘の出産では、総合病院のお医者さんの言うがままに
薬、休業、自宅安静、入院、点滴・・・と過ごしてきました。

その後、流産を経てこれらの本を読み、
また身体や薬や民間療法の本を数々読み重ねて、
動物として、人として、現代医療に全てを委ねなくてもいいかな
と思えるようになりました。


今回の妊娠では、自分で色々と考えて
新たに通い始めた産院の先生と、適度に距離を保ってきました。

「分娩時には抗生剤の点滴、ソフロロジー法も」と話が出ても
お産の進行が早いことを伝えると、それきり何も言われなくなり。




私が上述の2冊を読んだ挙句、
“今回は”産院に分娩を申し込んだのは、
産んだ子がどんな状態でも、医療対応の選択肢を広く持ちたいから。

あの実験室みたいな分娩台で産みたいわけではありません。



我が家で産めたらなー、なんて迂闊に書くと
まっとうに心配されたり非難されたりしそうですが。

“偶然”、家や畑でぽろっと産まれちゃって
慌てて病院に向かう、なんて展開になったら本望です。



色々と書きましたが、とりあえず
気持ちは、夫と暮らすこの家に。
医療上の安全性は病院に。

それぞれに按分して産もうと思います。




つい夜更かしして、心配されてしまったので、これにて。
おやすみなさい!

posted by miya at 23:15| Comment(0) | 妊娠・出産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする