使わない土地でも頻繁に耕してしまっていたり
除草剤を熱心にかけたりで、春を迎えたというのに
いわゆる「野辺の草花」の種類が少なく、寂しく、ちょっと恐い。
それでも庭は、夫や、歴代の住人たちが草花を大事にしてきたようで
ずいぶん豊かな植生を誇っているように思う。
(あれ?自宅の庭に除草剤を散布する人っているんだろうか)
粟子(ヤギ)の小屋付近にカキドオシが群生していて、花盛り!
![140417_0618~01.jpg](https://zassouya-no-yome.up.seesaa.net/image/140417_0618~01-thumbnail2.jpg)
摘んでいたら、すぐ近くで「バササササッ」と大きな羽音が。
見ればキジが重たげに飛び去るところでした。ああ、惜しい。
タイムとミントを合わせたような香りがするカキドオシ。
葉を刻んでサラダやパスタのアクセントに、
お味噌汁の吸い口にと昨春から使ってきました。
ミントの代わりにも活躍。
きっかけは夫。
ネイティブアメリカンの教えを学ぶWild And Nativeのプログラムで
野草のひとつとして食して以来、食卓にのぼるようになりました。
昨日は生春巻きの彩りに。
![140416_1915~02.jpg](https://zassouya-no-yome.up.seesaa.net/image/140416_1915~02-thumbnail2.jpg)
巻きが下手な点はご容赦ください。
点々と並んだまぁるい葉っぱと、紫の花がカキドオシです。
今朝は柔らかい茎ごとたくさん摘んできて
茹でて水にさらし、細かく刻んで、さぁおひたしに・・・
と思ったのですが、爽やかな香りはミント級。
あまりにも香りが強すぎました。
急遽、フォーに献立変更(あぁ、連日ベトナム料理)。
カキドオシはガツーンと強い生ハーブと思うのが良さそうです。
生薬としても名高く、子どもの夜泣き・ひきつけに効くとか。
お庭にあると便利な野草です。
フキも続々と葉を広げております。
![140417_0621~01.jpg](https://zassouya-no-yome.up.seesaa.net/image/140417_0621~01-thumbnail2.jpg)
庭の畑仕事をしていて刈ってしまったフキは
つくしと一緒に下茹でして、細かく刻んできんぴらにしました。
細かったので、葉っぱも皮もまるっと調理。
今年は庭にフキを増やそうと思って、収穫を自粛しています。
来年の春を楽しみにしておきましょう。