使わない土地でも頻繁に耕してしまっていたり
除草剤を熱心にかけたりで、春を迎えたというのに
いわゆる「野辺の草花」の種類が少なく、寂しく、ちょっと恐い。
それでも庭は、夫や、歴代の住人たちが草花を大事にしてきたようで
ずいぶん豊かな植生を誇っているように思う。
(あれ?自宅の庭に除草剤を散布する人っているんだろうか)
粟子(ヤギ)の小屋付近にカキドオシが群生していて、花盛り!
摘んでいたら、すぐ近くで「バササササッ」と大きな羽音が。
見ればキジが重たげに飛び去るところでした。ああ、惜しい。
タイムとミントを合わせたような香りがするカキドオシ。
葉を刻んでサラダやパスタのアクセントに、
お味噌汁の吸い口にと昨春から使ってきました。
ミントの代わりにも活躍。
きっかけは夫。
ネイティブアメリカンの教えを学ぶWild And Nativeのプログラムで
野草のひとつとして食して以来、食卓にのぼるようになりました。
昨日は生春巻きの彩りに。
巻きが下手な点はご容赦ください。
点々と並んだまぁるい葉っぱと、紫の花がカキドオシです。
今朝は柔らかい茎ごとたくさん摘んできて
茹でて水にさらし、細かく刻んで、さぁおひたしに・・・
と思ったのですが、爽やかな香りはミント級。
あまりにも香りが強すぎました。
急遽、フォーに献立変更(あぁ、連日ベトナム料理)。
カキドオシはガツーンと強い生ハーブと思うのが良さそうです。
生薬としても名高く、子どもの夜泣き・ひきつけに効くとか。
お庭にあると便利な野草です。
フキも続々と葉を広げております。
庭の畑仕事をしていて刈ってしまったフキは
つくしと一緒に下茹でして、細かく刻んできんぴらにしました。
細かったので、葉っぱも皮もまるっと調理。
今年は庭にフキを増やそうと思って、収穫を自粛しています。
来年の春を楽しみにしておきましょう。